

弊社は、三井住友フィナンシャルグループにおけるコンシューマーファイナンス事業の中核会社として、「金融事業」をはじめ、「保証事業」「海外事業」「債権管理事業」に取り組んでいます。「金融事業」では、個人のお客さまに対して無担保・無保証による小口資金の融資を通じて、お客さまが安心してお取引いただけるサービスを、「保証事業」では、銀行や信用金庫等の金融機関189先と提携し、提携先金融機関が取り扱う個人向けローン商品の債務を保証する事業を、「海外事業」では、国内で培ったノウハウを活かし、香港、タイ、中国本土7都市、台湾にて小口資金の融資を中心に展開し、そして「債権管理事業」では、金融事業の延滞債権などの管理・回収やお客さまからのご返済に関する相談等の対応をそれぞれ行っています。
所属は「金融事業部 プロモーショングループ」です。ミッションは、広告を通じて“PROMISE”ブランドの認知向上を図り、新規顧客の獲得、既存顧客の囲い込みを行うことにあります。「やっぱりプロミス」と皆さまに感じていただけるように、という。その中で、私自身は主にオンライン広告、コンテンツマーケティングを中心に、戦略の策定や調査、分析のミッションを担っています。
ミッションを果たすために、限られた予算でいかに効率よくプロモーションを行うか、ということが大きな意味での課題です。そのために、消費者のカスタマージャーニーやオンライン広告・オフライン広告の相関性などを探って、広告媒体ごとの適切な予算配分や効果検証を行う必要があると考えています。 また、業務が属人的になっている、という問題もあります。例えば、特定の人が居なくなると業務が停滞するとか、特定の人が作成したファイル等を後から加工できないとか、そのようなことって、ありますよね。異動で新しく加わったメンバーに、いち早く知識を習得して頂ける体制を敷くことは課題です。時代とともに広告の幅も広がり、それに携わる人の知識の幅も広くならざるを得ません。メンバーと情報共有を図る際、どういう言葉を使うのか、どこまでの情報を伝えるのか、プロモーション戦略はフロントラインの現場スタッフにも理解して頂く必要があるので、そういった場面での説明も含めて、人材は変わる中で、常に一定の水準で続けなければなりません。・・・難しいですね。
テレビCMや屋外看板、中づり広告などに触れた消費者が、Web上で購買に至る数など、オンラインとオフラインの相関性はこれまで算出が困難と言われていました。マゼランはその点を“統計学”という背景から明らかにするツールとのことで、大変期待しています。 また、カスタマージャーニーの可視化や、適切な予算配分を示すプランニングと予実管理の機能が備わっていることから、立場の違う人間が「マゼラン」という共通のツールを見ながら議論できる。そういったことが業務改善に繋がると期待しています。更に、チームの人材が変わる中で、過去の情報やノウハウの蓄積、共有にも活かすことができると考えています。
弊社を取り巻く環境が厳しいものになってきたということがあります。外部環境では、参入を強化して久しい銀行系のカードローンなど、市場におけるシェアの奪い合いが激化しています。また、当業界ではインターネットを通じた購買が主流になりつつあり、データの定量化や深い分析が求められています。出せる情報は出して分析し効率化を図らないと、という意味で、背に腹は代えられない状況にあるのです。
マゼランが狙っているユーザはそういうところだろうなと思っています。市場が成熟してきたであったり、変わらないと負けるのが見えているというところにいたると、力を発揮できるだと。
素人目にも分かりやすい、という点がまず挙げられます。「回帰分析」や「多変量解析」という言葉が出てくると、私など、いったん席を外して深呼吸をして戻ってくる。そんなことをする必要があるのですけれど(笑)、マゼランは見やすさや分かりやすさを追求したつくりになっていて、直接の担当者でなくても、画面を見ながら議論できるだろうと思っています。特に、ナビゲーション画面に表示されるカスタマージャーニーは、一見して興味をそそる内容だと感じています。
チーム内の共通ツールとして使用し、現状把握ための情報共有や、改善に向けた議論に役立てたらと思っています。その他にも、慣れてきたらマゼランの「分かりやすさ」を活かして、他のチームとの情報交換に使いたいです。その他、広告代理店様と打ち合わせをする際にも有効ではないかとも考えています。
概念的な話になりますが、お客さまはそれぞれ違った時間に、違った環境で、違ったお気持ちで広告に触れていると思います。ただ、マゼランの分析を通じて各種広告の相関性が明らかになってくると、最も効果的なプロモーションの道筋のようなものが見えているのではないかと思います。インターネットが普及して以来、オンライン広告の注目度が増して来ましたが、効果的なプロモーションにはオンライン、オフライン双方のバランスが重要であると考えています。日々の生活の中で違和感なく弊社の広告に触れて、いざというときには「やっぱりプロミス」と思い出していただけるような、そんなプロモーション活動を追求していきたいと考えています。
「分析の精度」と「分かりやすさ」は追求していただきたいと考えています。分析の精度というのは、継続利用によって蓄積されるデータは増えますし、トライアンドエラーによって高まるものだと考えています。特に、オフライン広告・オンライン広告の相関性の明確化に関しては大変期待しています。そのほか、外部要因として「他社の広告出稿の影響」もありますが、それのみならず、マーケット全体に影響を及ぼすような社会の動きや、都道府県ごとの地域性を加味した分析、それらが可能になれば「マゼラン」がより進化するのではないかと思います。