サイカの行動指針「XICA WAY」は、メンバーに送る「願い」である
この記事は、CEOの平尾からサイカメンバーに向けて、行動指針「XICA WAY」をなぜ体現してほしいのかを伝える目的で作成したものです。
今回、サイカに興味を持ってくださっている方々にもサイカのことをより深くお伝えするために、社内に向けたメッセージをそのまま公開することにしました。この記事を読んで、サイカの社風や人格を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
2020年、新たに「XICA WAY」を策定
2020年、サイカは目的地であるビジョンと、ビジョンへの向かい方を示すミッションを刷新しました。ビジョン・ミッションの策定後につくったのが「XICA WAY」です。
XICA WAYは、新ビジョン・ミッションに基づき、「15年後（ビジョンの達成を目指す2035年時点）の、メンバーの理想的な人物像」をイメージして定義しました。
この記事では、サイカメンバーの皆さんになぜXICA WAYを体現してほしいのか。その理由をお話しします。
XICA WAYはサイカの行動指針
XICA WAYは、価値観でもカルチャーでもなく「行動指針」です。なので、「言葉としての美しさ」よりも「実用的」であることを重視した表現になっています。
XICA WAYは経営メンバー4人で考えました。XICA WAYを決めるときに、我々が大切にしたことが2つあります。一つは「実践的であること」。マインドにとどまらず、具体的な行動として実践できることです。もう一つは「解釈がブレないこと」。本来の目的とは異なる解釈が発生するのを防ぐため、解釈の幅が大きくなる表現は避けました。
才能開花に必要な能力を網羅したXICA WAY
XICA WAYは全部で12個あります。「多いな」と感じる人もいるかもしれませんね。
なぜこの数になったかというと、皆さんの才能開花を実現するために必要な能力を、抜け漏れなく網羅するようにつくったからです。才能開花している人が体現しているであろう能力を、より実践的に、より解釈のブレが生じないようにつくったら、12個になりました。
XICA WAYは、ひとつでも欠けるといびつになります。
たとえば、常に自らの強みを磨くことに努め、高い目標にも果敢に向き合い、「01. 挑戦を愛する」を実践できていたとしても、一方で、「09. Respect＆Encourage」を実践せず、チームの仲間を蹴落としてまで自分の成果を求めたり、自分だけが正しいと仲間の考えを否定し続けていたら、個人もチームも成功することはできません。
自分の長所を伸ばすために挑戦し続けるのは大切なことですが、一方で、「いまの自分に足りないWAYはなんだろう」と理想との差分を埋めるために努力することも大切です。一部のWAYに強みを持っていれば良い、ではなく、すべてのWAYをバランスよく実践することを目指してほしいと思っています。
まず、理想を思い描く
「法とは願いである」
マンガ『キングダム』にインスパイアされ、この考え方を大切にしています。
「法」と聞くと、「ルール」の印象が強く、自由を制限するもの、悪事を防ぐための予防線を想像する方が多いかもしれません。ですが私たちは、法をルールではなく「願い」と捉えます。
私たちは、法、つまりサイカにおける行動指針を作る前に、理想ー私たちはどんな会社になりたいのか。その会社にいるのはどんな人たちなのか。そして、その人たちにどうなってほしいのかーを思い描きました。この理想は、私たち経営メンバーの「願い」です。
サイカは2017年に、社員の大量離職を経験しています。メンバーは約半数まで減少しました。組織の拡大や構造変化の中、目指す方向や価値観を共有しきれなかったことが原因です。サイカに対する不信感を募らせ去っていく仲間の背中を見ながら「彼らになにか残せたんだろうか……」と後悔の念に駆られました。
この苦い経験が、「一緒に働くメンバーに成長を届けたい」という思いをいっそう強くさせました。
XICA WAYはサイカメンバーの才能開花のためにある
経営メンバー全員が、「貴重な人生の一部をサイカに預けてくれた皆さんに、サイカで過ごす日々を通して成長を届けたい」と強く願っています。
サイカという社名のルーツは「才能開花」にあります。「華やかに外に現れた才能」を意味する「才華（さいか）」という言葉が、サイカの社名の由来です。
私たちが大切にしている「才能開花」とは、皆さん一人ひとりの持つ力が100%発揮できている状態のことです。自分の可能性を信じ、挑戦する意志を持ち、努力を積み重ねる。才能開花に至るこのプロセスで、XICA WAYを行動指針に据えることで、才能開花までの距離はより近くなるはずです。
みなさんがXICA WAYを心のよりどころとし、その先にある才能開花が充実したものになるよう、心から願っています。
終わりに
私たちは、データサイエンスのプロフェッショナルです。高い理想を掲げるだけでなく、そこまでの道筋の立て方や、道のりの過程で得られた学びを再現性ある仕組みに昇華していくプロセスも重視しています。そして、社名の由来に「才能開花」とあるように、人の成長を真剣に考える会社です。自分の可能性を信じ、高い目標に挑戦したい方、ぜひお気軽にお話を聞きにきてください。
▼12のXICA WAYについて、詳細はこちらから