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サイカの行動指針「XICA WAY」を実践する方法(2021年10月版)

「XICA WAY」とは、サイカのメンバーがビジョン・ミッションの実現に向けて実践すべき行動指針です。

全部で12あるXICA WAYは、それぞれが独立してあるのではなく、それぞれのつながりに意味があります。この構造を図式化したものが「相関図」です。

また、それぞれのXICA WAYには、XICA WAYの理解・実践をうながし、日常的に活用するための具体的なアクション「Do」が設定されています。

「XICA WAY」「相関図」「Do」は、日々の実践をとおして、より実用的なものに随時アップデートしています。この記事では、2021年10月にアップデートした「XICA WAY」「相関図」「Do」をご紹介します。

▶︎ XICA WAY(2021年3月版)サイカの行動指針「XICA WAY」を実践する方法

▶︎ XICA WAYができた背景はこちらの記事をご覧ください。

サイカの行動指針「XICA WAY」は、メンバーに送る「願い」である

この記事は、サイカメンバーに向けて、行動指針「XICA WAY」をなぜ体現してほしいのかを伝える目的で作成したものです。 今回、サイカに興味を持ってくださっている方々にもサイカのことをより深くお伝えするために、社内向けの記事をそのまま公開することにしました。この記事を読んで、サイカの社風や人格を少しでも感じていただけたら嬉しいです。

はじめに〜相関図について〜

12個あるXICA WAYがそれぞれどのような関係性を持っているのか。それを図式化したものが「相関図」です。

「才能開花に満ちた公正な世界をつくる」というビジョンを実現するため、相関図の頂上には、XICA WAYすべての到達地点として定義した「社会を才能開花させる」というWAYを置きました。

その下は、「心構え」「仕事」「仲間」の3つのカテゴリに分類され、「心構え」と「仕事」「仲間」をつなぐハブとして、「ジブンゴト化する」というWAYがあります。

また、「挑戦を愛する」「目標設定」「実践」、「Resilience」「チームワーク」の中には、それぞれスパイラルマークがあります。これは、スパイラルマークでつながっているWAYが相互に補完しあい、高めあう関係にあることを意味します。

例えば、挑戦を愛する心を持っているからこそ高い目標を設定でき、その目標を達成するために本質をとらえた実践を繰り返す。そして、実践の質を高めることでさらに高い目標に向かうことができるようになり、高い目標に向き合うことをとおして、より挑戦を愛する心構えが強化されていきます。

また、一人ひとりがResilienceを持っているとチームワークの質が上がり、逆に、高いチームワークがあり心理的安全性が確保できていると、個々人のResilienceを発揮しやすくなります。

相関図ではこのように、XICA WAY同士の関係性を見える化しています。

ここからは、それぞれのXICA WAYをご紹介していきます。

01. 挑戦を愛する

私たちは、いままでにない新しい市場をつくろうとしています。その原動力となるのが未知への好奇心です。前人未到の地に足を踏み入れる恐怖や、高い目標にひるむ気持ちがあるかもしれません。それでも、自分に限界をつくらず、失敗を恐れず、ワクワクするような目標を掲げ、果敢に挑戦することが重要です。

02. Resilience

挑戦を愛し果敢に挑み続けてほしい一方で、そのために燃え尽き、挑戦する気持ちを失ってしまうまで自分を追いつめる必要はありません。持続性があってこそ真のプロフェッショナル。困難に直面したときは、チームで完遂することを考えましょう。しなやかな竹は風を受けて曲がりますが、折れることはない。かたくなな強さではなく、しなやかな強さを持ちましょう

03. ジブンゴト化する

XICA WAYの土台である「心構え」と「仕事」「仲間」をつなぐのが、「03.ジブンゴト化する」というXICA WAYです。どんなに挑戦を愛しレジリエンスがあっても、ジブンゴト化ができないとアウトプットにつながりません。誰かがやってくれるのを待つのではなく、自ら手を挙げ、主体的に関わることが重要です。

04. 非連続な成長を追求する

目標を定めるときに大切にしてほしいのは、「To be(理想の姿)」を描き、そこから「As is(現状の姿)」までを逆算して筋道を立てることです。“昨日までこうしてきたから”と過去の延長線上で考えると、理想の姿が描けません。イノベーションは、新しい組み合わせ(=新結合)から生まれます。目的地にいちばん速くたどり着きたいのなら、速い車をつくるのではなく、ロケットをつくる。それこそがイノベーション。全部が地続きでなくてよいのです。

05. 論理性と創造性を行き交わせる

非連続な成長を実現する目標を定めたら、次は、目標への道筋をつくります。このときに意識したいXICA WAYが、「05.論理性と創造性を行き交わせる」です。論理性とは、数字や事実にもとづく積み上げのこと。創造性とは、感性や感覚に基づく発想のことです。この2つのどちらかだけになっていないでしょうか。論理性と想像性を行き来することで、非連続な目標を達成するための道筋が描けるようになります。

06. 本質を射抜く

「実践」でまず意識したいのが、「本質を射抜く」こと。打ち手から考えるのではなく、問題と課題を突き詰めることからスタートするということです。本当の意味での問題解決とは、属人性を排除し、再現性ある仕組みによって解決すること。そのためには、真因の見極めがとても重要です。

07. 実践から学び続ける

「06.本質を射抜く」と並び、「実践」において重要なのが、仮説を立てて実行し、結果を検証することです。この過程で、成功と失敗の要因を解き明かしていきます。ここで得られる新たな学びを一瞬の気付きで終わらせるのではなく、仕組みとして再構築する──これが「07. 実践から学び続ける」です。実践からの学びを繰り返すことで、属人的でないノウハウが蓄積され、仮説の精度も上がっていきます。

08. 最速を求める

「実践」にはスピードも必要です。サイカでは、末節にこだわった100点を時間をかけて出すよりも、本質にこだわった70点を5つ出す。このようなスピード感を大切にしています。

09.Respect & Encourage/10.異なるアイデアを歓迎する

「仲間」と理想的なチームワークを発揮するために実践したい3つのXICA WAYを定義しました。このうち、チームワークの基盤となるのが、「09.Respect & Encourage」「10.異なるアイデアを歓迎する」の2つです。他者を否定し虐げるようなコミュニケーションをとっていては、チームのパフォーマンスが落ちてしまいます。まずは他者の意見に感謝し、相手を理解しようとする姿勢が大切です。

11. Openness&Fairness

「09.Respect & Encourage」「10.異なるアイデアを歓迎する」を実践した先にあるのが、「11. Openness&Fairness」です。基盤となる2つのWAYを実践できないまま Openness&Fairnessを実践してしまうと、積極的に他者を打ちまかそうとするコミュニケーションが発生してしまう可能性があります。自らの立場や権力に固執せず、積極的に他者と交流することを奨励するXICA WAYです。

12. 社会を才能開花させる

最後、12個目のWAYは、これまでご紹介してきた11個のXICA WAYすべての到達地点として定義しました。『サイカの行動指針「XICA WAY」は、メンバーに送る「願い」である』という記事で、「XICA WAYはサイカメンバーの才能開花のためにある」と記しましたが、

自身の才能開花が「価値あるもの」になる分岐点は、その才能開花が「自身以外のためになるかどうか」であると考えます。XICA WAYと向き合い、自身の才能開花をさせていくプロセスに確信と誇りを持てるよう、常に大切にしてほしいWAYです。

終わりに

XICA WAYは、企業のミッション・ビジョン・バリューのうち、バリューにあたるものです。ただ、それを価値観ではなく、日々実践できる行動指針として捉えているところにサイカらしさがあると思います。

メンバー一人ひとりの価値観や考え方を尊重し、実践からの学びを仕組み化し、誰もが使える資産として共有していく。定義や基準を個々人の感覚にゆだねず体系化する。

このように、本質を突きつめることで、自分だけでなくメンバー全員の才能開花を一緒に目指そうとする姿勢がサイカの特徴です。ご興味を持った方はぜひお気軽にお話を聞きに来てください。