XICA academyをなぜ立ち上げようとしたのか?

XICA-Academyをなぜ立ち上げようとしたのか?
2016年1月よりサイカでは新しい取り組みを始めました。それは新しい変革のためのプロジェクトを推進する人材を育成することを目的としサイカアカデミー( http://corporatet.temp513.kinsta.cloud/academy/ )。昨年にパイロット版(僕たちは“0期”と呼んでいます)を始動させ、僕自身もその0期生のひとり。所属部署の異動によりこのプロジェクトに関わるようになって湧いてきた「そもそもなぜサイカがこの取り組みを始めようと思ったのか?」という疑問を、サイカアカデミーの立ち上げに関わった事務局3名に伺ってみました。そこには3名だけではなく、立ち上げに関わったすべての方の共通の想いがありました。

きっかけは「夢を追う人がめげないようにしてあげたい」という想い。

interviewee

今日はよろしくお願いします。

interviewee

よろしくお願いします。

interviewee

よろしくお願いします。

interviewee

よろしくお願いします。

interviewee

サイカアカデミーを立ち上げるきっかけはなんだったんですか?

interviewee

プロジェクトチームを立ち上げたのはちょうど1年前です。でも、実はその半年くらい前から「こんなのできたらいいよね」という話はありました。そもそもはサイカが提供している統計分析ツールを活用していただくために「データを活用できる方とできない方の差はどこにあるのか」を掘り下げて議論していたところがスタートなんです。その結果、考えついたところがサイカアカデミーのベースの考え方にもなっている目的から実行までの分析フロー。

XICA-Academyをなぜ立ち上げようとしたのか?

interviewee

ビジネスでデータを活用するためには、この工程を何回も繰り返すことが必要なんですよね。でも、アデリーは分析工程の手段として提供されているツールなので、その前後をしっかりと整理することが求められるです。クライアントと向き合っていくなかで、データを活用できる方とできない方の差は分析工程のスキルではなく、そもそもの「目的や仮説設定ができている」ことや「周囲を巻き込んでアクションできる」という部分にあることが分かってきました。そこで、分析以外のフローの支援ができる枠組みを作りたいなと思ったのが立ち上げのきっかけです。目的の設定や仮説設計、周囲の巻き込みは“人”が介在するところなので、「データと人のちょうどいい距離感」を探しにいきたいと個人的に思いました。そして、それがサイカにも必要なことだと思ったんです。

XICA academyをなぜ立ち上げようとしたのか?
株式会社サイカCOO 山田

interviewee

もともとは山田さんの研究してみたいテーマのひとつでもあったんですね。

interviewee

そうですね。それを体系立てて伝えられることができればサイカの事業も広がると思いました。いろいろ調べてたんですが、人とデータの実用的な距離感のようなことを纏めている資料は見つかりませんでした。「どうすればデータ分析がうまくいくか」というスキルに注目しているところはたくさんあるんですけど…。

interviewee

このあたりを突き詰めていくうちに「サイカはどんな組織でありたいか?」ということを考えるようになり、「夢を追う人がめげないようにしてあげたい」という想いに至りました。そこで、データはその手段だという認識になったんです。データを手段として捉えたときに「どんな人であるべきか」に意識が向くようになりました。これ以上自分だけで考えても考えが広がらないなと思い、講師をやってくださっているICJの吉沢さんを中心に周囲の方々を巻き込んで議論進めていくうちに「結局WHYって大事だよね」というところに行き着いたんです。

interviewee

「夢を追う人がめげないようにしてあげたい」っていいですね。

interviewee

それを考えれば考えるほどいまのサイカアカデミーのプログラムになってきた感じです。そうやって更に深ぼっていくと、これらの考え方は対外的なものだけじゃなくて才能開花も同じことだよなということになり、サイカのコンセプトも明確になってきたんです。

interviewee

そのプロセスで松浦さんや(木下)紫乃さんが関わるようになったんですよね。きっかけはなんだったんですか?

interviewee

タイミングでいうと吉沢さんたちと議論を始めたあたりですね。そのときから「夢を追い続ける」や「組織から飛び出すのではなく、組織を変革していく」というキーワードがでてきましたね。そのブレストから現在のプログラムの大枠は変わってないんですよ、実は。そのときからみんなで「やっぱWHYだよね」って。

interviewee

もともと松浦さんもWHYの重要性を感じていたってことですよね?

interviewee

そう。それは、あの議論に参加した方はみんな一致してましたよね。

interviewee

してましたね。そして、サイカアカデミーをいよいよちゃんとプログラムにしようとしたときに運営メンバーも必要だったので、もともとの問題意識や経験から松浦さんと紫乃さんにお願いしました。

interviewee

山田さんとは元同僚だったんですけど、最初は「このプログラムを運営できる人を紹介してほしい」と言われたんです。いろいろ聞いるうちに、おもろしろそうだったんで私が関わるようになったんです。そのとき関わっているメンバーに女性がひとりもいなくて…多様性を考えたときにも関わりたいと思ったんです。松浦さんや吉沢さんももともと知り合いだったのもありますし。「データを扱っている会社がなんで教育とか扱うの?」という知的好奇心も湧いたんですよね。

interviewee

そんななかでも一番興味を持ったところはどこでした?

interviewee

そういう意味では、このメンバーかな。内容ももちろんなんだけど、このメンバーなんだからきっとおもしろいんだろうなっていう直感。

interviewee

サイカに関わる方の価値基準に“人”っていうのはよく出てきますよね。人を巻き込んでいくという話では、先ほど松浦さんが「組織から飛び出すのではなく、組織を変革していく」とおっしゃっていましたが、組織のなかにいなくても変革は推進できるんじゃないかなと思うのですが…。

interviewee

組織のなかで新しいことを始めようとすると、抵抗勢力も出やすいですから心折れている方はたくさんいるんですよね。出る杭は打たれますし。だからといって、組織から出たからできるものでもないと思うんです。「ダメだったから、組織から出る」と考えるのも落とし穴だと思うんですよね。自分が与えられた環境のなかで才能開花をしていくことや新しい変化を起こしていくことが大事なのかなと思いますね。そのために必要なことを利害関係のないサイカアカデミーというプログラムを通じて、同じような想いをもった仲間とつながってお互い勇気付けて学び合いながら、自分の現場に戻っていくというようにしたいんですよね。

interviewee

ほんと最初の立ち上げから目指しているものは変わらないんですね。

interviewee

そうそう、大きく方向転換はしてないですね。

interviewee

それでいうと僕らがサイカアカデミーを作るWHYはブレていないですね。みんな一致してましたから。それこそHOWの部分ではいろいろ考えの違いとかはありますけど。

がむしゃらにやり続けたからこそ、WHYの必要性を感じることができる。

interviewee

どうしたらWHYは必要だと感じれるようになるんでしょう? 必要じゃないと思っている人を変えるためにはどんなアプローチができるのかなという疑問があります。

interviewee

逆にそれはパイロット版を受けた加藤さんに聞きたいです。それがヒントかも。

interviewee

加藤さんはWHYがあったときとなかったときの違いって覚えてます?。

interviewee

僕は「目の前にあるものに真剣に向き合っていればなにか見えるんじゃないか」ということは漠然と考えていたんです。だから、がむしゃらにやってみて答えを見つけてみようという感じだったんですよね。だからサイカアカデミーでWHYのことを知ったときに今までのものがすごく整理できたんだと思います。

interviewee

なるほど。行動が想いと結びついて体系化された感じだったんですね。

interviewee

そうですね。WHYの必要性は感じていなかったというより、整理する方法を知らなかっただけなんですよね。

interviewee

0期生にも同じようなことをおっしゃってた方がいましたね。「僕はこれのためにいろんなことをやってたんだなって気づいた」と。

interviewee

やはりそこは過去の自分の経験から感じられるものがあるんですよね。今まで言語化・体系化ができていなかったことが整理されたという感じですよね。

interviewee

このプログラムは「これまでがむしゃらに仕事に向き合ってきたけど、これから自分はどこに向かうんだろう」と感じている人が一番変われるんじゃないかな?と他の0期生の方も言ってました。

interviewee

0期のDay5で講師の村中さんがおっしゃってましたけど、ある程度までキャリアを積めばスキルの部分はやり尽くしちゃんですよね。そこから先の頭打ち感。それを突き抜けるために必要なことを考えなきゃいけなくなるんですよね。

なぜWHYが大事なのか? それは世の中が変化してきたから。

XICA academyをなぜ立ち上げようとしたのか?
事務局・木下紫乃さん

interviewee

いまの世の中、周囲が見えすぎちゃうという問題はあると思うんですよね。仕事や働き方の選択肢が増えましたし、それが可視化されてる。昔よりもアイデンティティを考える機会が多くなってきてるからこそ、WHYを探らざるを得ないのかなとも思うんです。

interviewee

先日、東洋経済の記事で「愛社精神」に関する記事を読んだんですけど、結構考えさせられました。昔は当たり前だった「愛社精神」ということが、いまではそうじゃない。同じ会社に居続けて墓場まで保証してくれるなんてことはないので、僕らはいろいろと選択しないといけないんです。それを選ぶために「自分はどうしたいか?」ということを問われ続けるのは苦しいですよね。でも、それを習慣付けられたら「自分が考えて決めない限りは結果も出ないし評価もされない」と思えるんです。価値基準が自分にないと生きていくのは大変になってくる。そういうことをリアリティを持って感じられたときに危機感が持てるのかなと思います。

interviewee

山田さんはWHYの大切さにいつ気付いたんですか?

interviewee

サイカに入ってからですかね。サイカ入っても最初は全然思ってなかったです。

interviewee

私、久しぶりに山田さんに会ってびっくりしましたもん。いかに物事を効率的に進めるかを考える人だと思ってた。

interviewee

一緒に働いてた時と全然違いますよね?(笑)

interviewee

だから私は山田さんのビフォーアフターを知って…当時はWHYとか言うような雰囲気はなかったよね。そこの対極にいる人だと思ってました。

interviewee

でも大学では心理学を専攻されてましたよね? 心の動きとか興味がありそうですけど。

interviewee

仕事柄「人が変わるためには?」という切り口で心の変化を考えたりはしますが、以前はそこにWHYは挟んでなかったですね。役割認識・当事者意識をどう変えていくのか?ということばかりに注意が向いてた。職業役割としての内面理解みたいな感じ。

interviewee

WHYを見つけた前後の変化は自分では説明しにくいですよね。そこは紫乃さんから客観的に見て山田さんはどう変わってましたか?

interviewee

いや、もう別人(笑)変容の過程を知らないんですけど、会ったら変わってましたね。年齢や経験で重ねる変化だけじゃないパラダイムシフトがあったんだろうなって感じかな。

interviewee

山田さんは僕を見て変わったと思います?

interviewee

それは超思います。加藤さんがサイカアカデミー受け始めたときは「なんかモヤモヤしてるなぁ」という感じでした。以前は、任されたことにがむしゃらに向き合ってるんですけど、あまり一貫性みたいなことはなかったような気がします。拾えるボールはすべて拾う感じは、いまも変わらないんですけど…。WHYの話を組織内でするようになったのが一番大きいな変化かな。そのおかげで当たり前のようにそれを起点に議論ができるようになった気がする。

interviewee

たしかに最近は“自分の想い”を起点に議論が始まることが多いですね。

interviewee

サイカアカデミーを始めたことで、社内でも「個人のWHYが大事だ」という認識が深まってきてると思います。そういう意味では加藤さん個人が変わったというより加藤さんとか平尾がそれを伝え続けることで組織が少しずつ変わっていってる気はします。その組織の変化のど真ん中に加藤さんがいる感じ。

学び合えるコミュニティへ。

XICA academyをなぜ立ち上げようとしたのか?
事務局・松浦貴昌さん

interviewee

今後サイカアカデミーを通して変えていきたいことはありますか?

interviewee

僕自身の問題意識は「働き方の多様化」にあります。サイカアカデミーを通して伝えたい根底には「自分がどう生きるか?」ということがあるんです。なので、そこがより深く伝たえていきたいですね。どんな職業の方でもいい。「なにをしたいの?」と「現場でなにをやるの?」を繋いで、「あなただからこそのスペシャリティ」を提供できるようにしていきたいですね。

interviewee

なるほど、自分自身の想いをベースに組織でどう行動していくかということですね。そこは第1期でもかなり苦戦している方がいますが、“個人のWHY”と“組織のWHY”を結びつけるのはすごく難しいですよね。組織を変革するためには「個人が組織にどう向き合うか」と「組織が個人にどう向き合うか」という両方の側面があるのかなと思うんです。

interviewee

“個人のWHY”と“組織のWHY”を結びつけようとしたときに、そもそも会社のWHYが明確じゃないとか、形骸化されてしまっていて、そこにコミットしている人が全然いないとかもありますよね。そういった場合、自分のWHYを重ねようがないですよね。そうなったら自分で組織のWHYを作りに行くか、出るかのどちらかしかないんですよ。どちらにしろそうやって自ら進んで変革できる人を増やしたいと思っています。

interviewee

松浦さんと紫乃さんは学生を対象とした教育プログラムを実施したりもしていますが、若い方たちに対するアプローチも可能性としてありますか?

interviewee

XICA-Academy Jr. みたいな?(笑)できるならやってみたいですね。

interviewee

WHYを考えるのに年齢的に早すぎるみたいなことは?

interviewee

それこそWHYは幼いころから考えるべきだと思います。WHYは経験によってどんどんブラッシュアップされていくものだから、早い段階から考えるクセはつけたほうがいい。それを考えさせない教育がずっと続いていたと思うんです。いままではそんなこと考えなくて済んでたのかもしれないけど、そうもいかなくなってきます。若い世代から学校の勉強のほかに自分を考える時間は作ったほうがいいと思いますね。そういうのを考えるための場所を作ることも必要かもしれませんね。

interviewee

それは松浦さんも同じ意見でしょうか?

interviewee

学びあえるコミュニティは大事だと思いますね。炭素って繋ぎ方によって炭にもなるしダイヤモンドにもなるじゃないですか。しかもダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない。そういう人たちが集まる場で学び合えたらいいと思います。

interviewee

みなさんありがとうございました。

対談を終えて

この対談を終えて感じたことは「何事も起点となっているのは“人”だ」ということ。みなさんの話を聞いたり近くで仕事を見ていて感じていたことを改めて感じました。僕自身も「人と人をつなげたい」という想いを起点に、このアカデミーを通じて継続的に学びあえるコミュニティを作っていてたらと思います。

この記事を書いた人

周囲を巻き組むために必要な“本当の想い”に気づく 〜 XICA academy Day5 〜

サイカアカデミー事務局の加藤です。1月16日に開講したXICA academy第1期。そのDay5が2月20日に開催されました。講師に村中剛志氏をお迎えし、プロジェクトを進めるために周囲に協力を得るための“巻き込み力”についての講義を行いました。周囲を巻き込みための“スキル”に関するインプットを行ったのちに、講義の多くの時間で「周囲を巻き組むために必要な“本当の想い”に気づく」ためのワークを行いました。
周囲を巻き組むために必要な“本当の想い”に気づく
講師の村中剛志氏

Doingは成長を促進するもの、Beingはありのままを受け入れること

村中氏の講義では、プロジェクトを推進するために必要なスキルを“Doing”、それを支える想いを“Being”とし、それらを統合させ上手に選択することが大切だとご説明いただきました。そのなかで“Doing”として周囲を巻き込みために必要な考え方や関係性の重要性を解説していただいたのちに、グループワークを行い、「いま自分の心に起こっている変化に気付くこと」と「本当に大切にしている想い」として“Being”と向き合いました。
周囲を巻き組むために必要な“本当の想い”に気づく
ペアになり、自分の心に起こっている変化を共有し合いました。
周囲を巻き組むために必要な“本当の想い
ニーズカードを用いて、大切にしている想いを深堀りました。
周囲を巻き組むために必要な“本当の想い
大切にしている想いを他者からのフィードバックから探ります

受講者からはさまざまな視点での振り返りがありました。

講義終了後、以下のような受講者の振り返りがありました。

interviewee

巻き込みについて、これまでの私は互いの利害が一致し、目指す方向が同じ場合にうまくいくと考えていた。いまは、巻き込んでいきたい相手の内面の特徴を知ることが大切と考えている。そこで私は、仲間のBeingを普段から気にかけたコミニュケーションに取り組む。

interviewee

ニーズについて、これまでの私は自分のニーズは自分に主に向いており、他人はあまり関係ないと考えていた。いまは、他人が自分のニーズに大きく関わっていると考えている。そこで私は、他人とのコミュニケーション、関係の質を大事にすることに取り組む。

interviewee

自身のニーズとWHYについて、これまでの私はニーズは自身に欠けている物と考えていた。自身のニーズに起因するWHYとそのコンテキストについて、それらは欠けているから補いたいと物である認識しており、その状態に説明がつくため変化させたいと考えていた。いまは、ニーズは自身に既にある物と考えている。ワークショップを通して、自身のニーズは既に満たされているという客観的な示唆が与えられたことで、実感は十分でないながらも自身に備わっており、衝動的に追求するものではないと考えている。そこで私は、ニーズを受け入れWHYを明確にする事に取り組む。自身のニーズは「自身の成長と自身の居場所」だったことを認識し、公私を問わず周囲を巻き込むためのWHYにするため、言語化と明確化に取り組む。

interviewee

巻き込みについて、これまでの私は相手の利害にあわせ、自分から発信するこ力が重要だと考えていた。と考えていた。いまは、自身のニーズが何であり、それが満たされたらどう考えるのかの視点から捉え、アクションすることが大事だと考えている。そこで私は、自身のニーズの把握をして、アクションをする前にチェックすることに取り組む。

たとえ同じモノと向き合っていても、向き合い方によって考え方は多様になります。そのときに「自分はどのようなフレームを通じて物事と向き合っているのか」をしっかりと把握する必要があると感じました。そのためにも「自分はどんなことに心が動き、どんな想いを大切にしているのか」を知ることが大切だと改めて学ぶことができました。

この記事を書いた人

データで“客観力”を身につける 〜 XICA academy Day4 〜

サイカアカデミー事務局の加藤です。1月16日に開講したXICA academy第1期。そのDay4が2月13日に開催されました。今回は弊社代表取締役CEOの平尾が登壇し、データ分析に必要な考え方について講義しました。昨年schooで開講した「実践的データ活用」をベースとし、具体的な事例を交えながらデータを分析するときに気をつけるべきポイントを解説しました。その後、講義の大半を使いDay3で考えた課題・仮説をデータに変換し分析、検証をするためのワークを行いました。
WHYを持って戦略に落とし込もう
講師の平尾喜昭

“あるべき姿”とのギャップから課題を特定する。

今回の講義のテーマは「WHYを実現・実行に近づける」ことでした。そのためにそれぞれが抱えている課題を特定し、仮説を立てることをメインのワークとし、講義が進められました。課題の特定を仕方などの講義を行ったのち、受講生それぞれが自身のプロジェクトの“あるべき姿”と“現状”を認識し、そのギャップを埋めるためにどうすべきかを考えるワークを行いました。 まずはテーマを設定し、それに影響を与えている要因の洗い出しを体験してもらいました。
WHYを持って戦略に落とし込もう
テーマは「2020年東京オリンピックの外国人動員数を最大化させる」
WHYを持って戦略に落とし込もう

受講者からはさまざまな視点での振り返りがありました。

講義終了後、以下のような受講者の振り返りがありました。

interviewee

データ分析について、これまでの私は分析知識を持ち自らデータを分析をガッツリできる人しかできないものだと考えていた。いまは、Data executorとして、全体コーディネートができる大局観が必要なのだと考えている。そこで私は、「DataExecutorとしてデータで分析すべきこと」と「データではわからないことについて概念として整理し、ケースバイケースで使い分けができるよう思考を整理すること」に取り組む。

interviewee

データ解析について、これまでの私は専門家の間で広く深く議論を重ねることがブレイクスルーにつながると考えていた。いまは、全く関係ないグループも巻き込んでいくことも戦略の一つと考えている。そこで私は、専門性の全く異なるチームとの連携に取り組む。

interviewee

データ分析の分類について、これまでの私はどんなときに何を利用すれば良いか分からないと考えていた。いまは、注目データ×明らかにしたい事のマトリクス表で、整理可能と考えている。そこで私は、このマトリクス表をもとにお客様課題解決の提案に取り組む。

interviewee

データ分析というものについてこれまでの私は、数字やエクセルと向き合うものだと考えていた。いまは、「目的」から実現するために何をすべきかを考え、実行し、実現させる流れの中で必要となるものと考えている。サイカアカデミーでは繰り返しそのメッセージを受けているように感じるが、今回で以前よりも肌触り感をもてるようになってきた気がする。そこで私は、そこで私は、肌触り感を高め自身のスキルとして取り込むために、今回学んだ一連の流れを日ごろの業務で取り入れて実行することに取り組む。

サイカでは、お客様に分析のフローを説明する際に以下の説明をしています。
分析のフロー
今回の講義で一番感じたメッセージは、「どのフェーズでもメンバー同士で議論することが重要だ」ということでした。どうしても分析は個人作業になりがちですが、メンバーと議論することでひとりでは考えれらなかったようなアイデアが生まれてきます。今回は「2020年東京オリンピックの外国人動員するを最大化する」ことをチームで議論し、その要因を洗い出すことで体験できたのではないかと思っています。

この記事を書いた人

WHYを持って戦略に落とし込もう 〜 XICA academy Day3 〜

サイカアカデミー事務局の加藤です。1月16日に開講したXICA academy第1期。そのDay3が2月6日に開催されました。今回は「「それ、根拠あるの?」と言わせない データ・統計分析ができる本 」や「日産で学んだ 世界で活躍するためのデータ分析の教科書」の著者・柏木吉基氏を講師にお迎えし、Day2で考えたWHYを基に戦略に落とし込むために必要なことを学びました。
WHYを持って戦略に落とし込もう
講師の柏木吉基氏

“あるべき姿”とのギャップから課題を特定する。

今回の講義のテーマは「WHYを実現・実行に近づける」ことでした。そのためにそれぞれが抱えている課題を特定し、仮説を立てることをメインのワークとし、講義が進められました。課題の特定を仕方などの講義を行ったのち、受講生それぞれが自身のプロジェクトの“あるべき姿”と“現状”を認識し、そのギャップを埋めるためにどうすべきかを考えるワークを行いました。
WHYを持って戦略に落とし込もう
WHYを持って戦略に落とし込もう

受講者からはさまざまな視点での振り返りがありました。

講義終了後、以下のような受講者の振り返りがありました。

interviewee

「あるべき姿」を考えることについて、これまでの私は、現時点で自分なりに「あるべき姿を」考えて、理解していると考えていた。いまは、自分が考える「あるべき姿」について人に理解されておらず、自分自身あるべき姿が本当に理解できていないと考えている。そこで私は、「あるべき姿」が人に理解されるよう自分自身納得できるようあるべき姿、現状、課題を考え続け、学び続けることに取り組む。

interviewee

仮説を立てることについて、これまでの私は、Howを細分化するものと考えていた。いまは、Whyを具体化していくものと考えている。そこで私は、仮説を考えたり、ロジカルシンキングをする前に、Whyをきちんと考え、Howにこだわってないか注意することに取り組む。

interviewee

戦略・仮説について、これまでの私は、WHYを突き詰めなくても立案できるものと考えていた。いまは、戦略・仮説はWHY=あるべき姿と現実のGAPを明確な課題と定義し、その課題の設定次第で効果がものすごく変わってしまうものと考えている。そこで私は、自身と組織のWHYについて深掘りし、課題をより明確化させることに取り組む。

interviewee

あるべき状態の定義について、これまでの私は、(割と)日常の業務の中で実施できていると考えていた。しかし、いまは出来ていないことが多くあると考えている。なぜならば、「あるべき状態」の定義をする際に「How」「What」が混ざってしまったまま定義していたからだ。そこで私は、「あるべき状態」「GAP」「現状」の整理を日々の業務や生活の中で出来る限り多く実施し、他人に確認をしてもらうの2つの行動を繰り返し実施することに取り組む。

今回のパートはパイロット版ではなかったため、事務局として参加する私も学びが多い講義でした。特に印象深かったことは「WHYを考えることはスタートラインを引く作業」だということです。WHYには“目標設定”の側面もあるのかなと私は考えているのですが、まずはゴールを設定し、いまいるところをスタートとする。ゴールに向かうためにどのようなルートでどのような手段を使って向かうのか…それを考えるのが“戦略”なのだと改めて整理することができました。 また、それを納得感を持ちながら実現させるためには「個人のWHY」と「組織のWHY」の結びつきも大切です。「組織のWHY」を自分事化できることが課題解決の第一歩なのかなと感じました。

この記事を書いた人

データを活用するために自分のWhyについて考える。 〜 XICA academy Day2 〜

サイカアカデミー事務局の加藤です。1月16日に開講したXICA academy第1期。そのDay2 が先週土曜日に開催されました。Day1ではXICA-Academyの講座全体の説明を行ったのち、それぞれがどのような人生を歩んできたのか、ストーリーテリングを実施。
XICA-Academy Day1
参加者全員が自分の人生を語りました。

WHYを考える

そして、Day2では、インクルージョン・ジャパン株式会社の吉沢康弘氏をお迎えし、「WHYを考える」をテーマに講義とワークショップを行いました。
XICA-Academy Day2
講師の吉沢康弘氏
  • 事業の成功にWHYが不可欠であることを理解する
  • WHYがどのように仮説構築/事業の仕掛け/検証につながるかのイメージがついている
  • 自分自身のWHYの現状を知り、それをどうすべきか試行錯誤が始まる
ことがゴールのDay2は、前半の講義では、
  • ビジネス上でWHYが果たす役割
  • 個人に対してWHYが果たす役割
  • WHYを取り巻く状況の変化
  • 会社員とWHYとの関係
  • WHYは社会的なものでなければならないか?
  • WHYへの自分の関わり方
  • WHYの深め方
について、ご自身の経験を交えながらレクチャーしていただきました。そして後半には、参加者それぞれのWHYについて発表。そのWHYが“どのくらい心に響いたのか”を匿名で点数をつけてもらう…というワークショップを実施。
XICA-Academy Day2
それぞれのWHYを語る。

参加者からはさまざまな視点での振り返りがありました。

講義終了後のリフレクションシートでは、

interviewee

whyについて、これまでの私は、自分とはあまり関係ないものと考えていた。いまは、深めること、真剣に向き合うことで自分だけでなく周りにも変革をもたらすものと考えている。そこで私は、他人にもwhyを促すことで、自分のwhyを深めることに取り組む。

interviewee

自分の持っているWhyについて、これまでの私は、絶対的な何か1つの行動指針と考えていた。いまは、多くのコンテクストを含み、時期とともに変化するものと考えている。そこで私は、自分のWhyを見つけた時、そこにはどのような文脈があるのかということを考え、またWhyの変化を受け入れるように取り組む。

interviewee

自分のWHYについて、これまでの私は、とても難しいものと考えていた。いまは、人のWHYを聞くことやアウトプットすることにより、より磨かれていくものと考えている。そこで私は、人のWHYを聞くこと、自分のWHYをアウトプットすることに取り組む。

という声を聞くことができました。 事務局として参加している私は、起業している方や自分で組織を引っ張っている方は自分自身のWhyと事業のwhyが一致しているけど、会社員は一概にそうは言えない。そんななかで会社員は、自分自身のWhyを事業とどれだけ結びつけることができるかが大きな課題になってくると思う。参加者のみなさんの議論を聞きながら、これからは“Whyを起点に物事を考えて事業にコミットすること”が求められるのかなと印象を受けたし、逆に言えば、組織は個人のWhyを尊重できるようになるべきだなとも感じた。改めて、組織やチームでお互いのWhyを共有することの大切さを感じることができたので、それをどうチームに浸透させていくかを考えてききたいと思いました。 今後も自分自身のWHYに向き合う機会を設け、参加者のみなさんと成長できればと思っています。

次回は「戦略・仮説」

Day3は「日産で学んだ世界で活躍するためのデータ分析の教科書」の著者・柏木吉基さまをお迎えし、「whyからつながる戦略の立て方」「課題の特定の仕方と仮説の立て方」を学んでいきます。

参考資料

サイモンシネック:優れたリーダーはどうやって行動を促すか柏木さまインタビュー:データを”立体的”に見る 〜組織におけるデータ活用〜

この記事を書いた人

© 2012 XICA CO.,LTD.