SMBCコンシューマーファイナンス株式会社

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 金融事業部は、個人の顧客に対して無担保・無保証による小口資金の融資を担う。同部 プロモーショングループは、広告を通じてのブランディング、新規顧客の獲得や既存顧客の囲い込みがミッション。オンライン広告、コンテンツマーケティングを中心に、戦略の策定や調査・分析を行っている。
Webサイト: http://www.smbc-cf.com/corporate/index.html
MAGELLAN導入時期: 2016年9月より

業界:
課題・背景:

オンオフの適切な予算配分に大きな課題を感じていた

Q. 貴社の事業内容を教えて下さい

弊社は、三井住友フィナンシャルグループにおけるコンシューマーファイナンス事業の中核会社として、「金融事業」をはじめ、「保証事業」「海外事業」「債権管理事業」に取り組んでいます。「金融事業」では、個人のお客さまに対して無担保・無保証による小口資金の融資を通じて、お客さまが安心してお取引いただけるサービスを、「保証事業」では、銀行や信用金庫などの金融機関189先と提携し、提携先金融機関が取り扱う個人向けローン商品の債務を保証する事業を行っています。また、「海外事業」では、国内で培ったノウハウを活かし、香港・タイ・中国本土7都市、台湾にて小口資金の融資を中心に展開し、そして「債権管理事業」では、金融事業の延滞債権などの管理・回収やお客さまからのご返済に関する相談などの対応をそれぞれ行っています。

Q. 担当業務とチームのミッションを教えて下さい

所属は「金融事業部 プロモーショングループ」です。ミッションは、広告を通じて “PROMISE” ブランドの認知向上を図り、新規顧客の獲得、既存顧客の囲い込みを行うことにあります。その中で、私自身は主にオンライン広告、コンテンツマーケティングを中心に、「やっぱりプロミス」と皆さまに感じていただけるよう、戦略の策定や調査、分析のミッションを担っています。

金融事業部 プロモーショングループ 渡邉 紀様

チーム内の情報共有が課題だった

Q. マーケティングにおいて、これまで抱えていた課題を教えて下さい

ミッションを果たすために、限られた予算でいかに効率良くプロモーションを行うか、ということが大きな意味での課題です。そのために、消費者のカスタマージャーニーやオンライン広告・オフライン広告の相関性などを探って、広告媒体ごとの適切な予算配分や効果検証を行う必要があると考えています。

また、業務が属人的になっている、という問題もあります。例えば、特定の人が居なくなると業務が停滞する、特定の人が作成したファイルなどを後から加工できないなどが挙げられます。異動で新しく加わったメンバーに、いち早く知識を習得していただける体制を敷くことは課題です。時代とともに広告の幅も広がり、それに携わる人の知識の幅も広くならざるを得ません。メンバーと情報共有を図る際、どういう言葉を使うのか、どこまでの情報を伝えるのか、プロモーション戦略はフロントラインの現場スタッフにも理解していただく必要があります。そういった場面での説明も含めて、人材が変わる中で、常に一定の水準で続けなければならないことに難しさを感じます。

金融事業部 プロモーショングループ 川本 竜吾様

MAGELLANに期待するオンオフ統合分析と情報の共有

Q. そのような課題の中で、MAGELLANにどのようなことを期待しているのでしょうか?

テレビCMや屋外看板、中づり広告などに触れた消費者が、Web上で購買に至る数など、オンラインとオフラインの相関性はこれまで算出が困難と言われていました。MAGELLANはその点を “統計学” という背景から明らかにするツールとのことで、大変期待しています。

また、カスタマージャーニーの可視化や、適切な予算配分を示すプランニングと予実管理の機能が備わっていることから、立場の違う人間が「MAGELLAN」という共通のツールを見ながら議論できる、そういったことが業務改善につながると期待しています。さらに、チームの人材が変わる中で、過去の情報やノウハウの蓄積、共有にも活かすことができると考えています。

変わりゆく外部環境への対応がMAGELLANの導入理由

Q. 情報やノウハウの蓄積・共有を含めてですが、どんどん御社は変わられている印象があります。変わっていこうというスタンスのきっかけというのは何かあったのでしょうか?

弊社を取り巻く環境が厳しいものになってきたということがあります。外部環境では、参入を強化して久しい銀行系のカードローンなど、市場におけるシェアの奪い合いが激化しています。また、当業界ではインターネットを通じた購買が主流になりつつあり、データの定量化や深い分析が求められています。出せる情報は出して分析し効率化を図らないと、という意味で、背に腹は代えられない状況にあるのです。 MAGELLANは、市場が成熟してきた場合や、変わらないと負けるのが見えているというところに至ると、より力を発揮できるのではないかと考えています。

金融事業部 マーケティング企画室 曽根 優希様

MAGELLANは素人でもわかりやすい

Q. 数々の分析ツールがある中で、MAGELLANを導入された理由を教えて下さい

素人目にもわかりやすい、という点がまず挙げられます。「回帰分析」や「多変量解析」という言葉が出てくると、私など、一旦席を外して深呼吸をして戻ってくる、そんなことをする必要があるのですけれど、MAGELLANは見やすさやわかりやすさを追求したつくりになっていて、直接の担当者でなくても、画面を見ながら議論できるだろうと思っています。特に、ナビゲーション画面に表示されるカスタマージャーニーは、一見して興味をそそる内容だと感じています。

Q. MAGELLANの活用方針を教えて下さい

チーム内の共通ツールとして使用し、現状を把握するための情報共有や、改善に向けた議論に役立てたらと思っています。その他にも、慣れてきたらMAGELLANの「わかりやすさ」を活かして、他のチームとの情報交換に使いたいです。その他、広告代理店様と打ち合わせをする際にも有効ではないかと考えています。

いざというときに、やっぱりプロミスだなというプロモーションを行いたい

Q. MAGELLANを起点にというところで、今後どのようなプロモーション活動を目指されていくのでしょうか?

概念的な話になりますが、お客さまはそれぞれ違った時間に、違った環境で、違ったお気持ちで広告に触れていると思います。ただ、MAGELLANの分析を通じて各種広告の相関性が明らかになってくると、最も効果的なプロモーションの道筋のようなものが見えてくるのではないかと思います。インターネットが普及して以来、オンライン広告の注目度が増してきましたが、効果的なプロモーションにはオンライン広告・オフライン広告双方のバランスが重要であると考えています。日々の生活の中で違和感なく弊社の広告に触れて、いざというときには「やっぱりプロミス」と思い出していただけるような、そんなプロモーション活動を追求していきたいと考えています。

今後のMAGELLANへの期待

Q. それでは最後に、今後MAGELLANに期待することはどのようなことでしょうか?

「分析の精度」と「わかりやすさ」は追求していただきたいと考えています。分析の精度というのは、継続利用によって蓄積されるデータは増えますし、トライアンドエラーによって高まるものだと考えています。特に、オンライン広告・オフライン広告の相関性の明確化に関しては大変期待しています。その他、外部要因として「他社の広告出稿の影響」もありますが、それのみならず、マーケット全体に影響を及ぼすような社会の動きや、都道府県ごとの地域性を加味した分析、それらが可能になれば「MAGELLAN」はより進化するのではないかと思います。

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渉外・コミュニケーション統括本部 ブランド・コミュニケーション本部長
馬場 剛史 氏

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スマートフォン・携帯電話など従来の通信サービスを中心に、幅広い事業を展開。基盤となる通信を核に、コマース・金融・エネルギー・エンターテインメント・教育などのライフデザインサービスを連携しながら拡充することで、新たな体験価値の提供を目指しています。