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データサイエンスの先駆者がサイカに見出した「熱狂」の舞台──執行役員 平原昭次が挑む、組織知のアセット化と再現性のある成功

2026年1月1日、サイカに新たなリーダーが加わった。

執行役員に就任した平原昭次だ。

平原は、データサイエンスの社会実装における先駆的企業である株式会社ALBERT(2022年にアクセンチュア株式会社により買収)において、執行役員として創業期から15年以上にわたって同社の成長を牽引してきた人物である。

就任時の発表にあるとおり、サイカにおいて平原は、クライアント企業へのソリューションデリバリーとセールスの統括責任者として、「組織力強化によるクライアント企業への価値提供の再現性確立」に取り組む。 

日本における黎明期からデータサイエンスのビジネスに邁進してきた平原が、なぜ今サイカに参画し、これから何を目指すのか 。その歩んできたキャリアの軌跡と、サイカの未来に向けた構想を聞いた。

執行役員 SVP of Consulting & Business Development
平原 昭次(ひらはら しょうじ)

2002年独立系ベンチャーキャピタルのインキュベーション部門にて複数の新規事業立ち上げに参画。JVの立ち上げから事業戦略の立案及び大手小売業とのアライアンス構築を推進し、当該事業を2006年2月に事業譲渡。2006年10月 株式会社 ALBERT(2015年2月 東証マザーズ上場※現東証グロース市場)に入社、2013年4月執行役員に就任。レコメンドエンジン事業、CRMソリューション事業、データアナリティクス事業及びデータサイエンティスト育成支援事業の統括責任者として事業を推進する。2026年1月 サイカに参画し、執行役員に就任。

ドメインの親和性以上に惹かれた、変革期にあるチームの「熱量」

平原: 私のキャリアは「事業を立ち上げたい」という想いからスタートしました。大学で経営を学ぶ中でその想いが芽生え、卒業後はベンチャーキャピタルに入社しましたが、インキュベーション部門で深く参画した1社が事業譲渡に至った際、事業を成長させきれなかった悔しさが残ったんです。

その悔しさから「自ら事業を立ち上げることに改めてチャレンジしたい」と考え、創業期のアルベルトへ飛び込みました。

それから17年間、営業、コンサル、新規事業開発、マーケティング、そして人材育成まで、事業成長に必要な事はどんなことでも取り組む姿勢で走り抜けました。そのうち10年間は執行役員として経営の舵取りに携わりましたが、上場を経てアクセンチュアに買収されるまでの激動のサイクルを体感し、またその過程で経営幹部としての意識が研ぎ澄まされたことは、私の大きな財産になっています。

それも一つの要素ではありますね。サイカは、実績として経営の意思決定をちゃんと支援していること、あとは、やっていることがユニークで面白いのが印象的でした。

ジョインする前に、サイカのホームページで丸亀製麺さんの事例を読んだんです。従業員満足度が売上に与える影響を定量的に解明した、という事例でした。

※ 参考 ※
サイカ、トリドールホールディングスと丸亀製麺が推進する「心的資本経営」の支援において外食業界初の分析メソッドを共同で開発

「従業員のエンゲージメントが高まると売上も上がる」というのは、昔から概念的に語られつづけてきたことです。でも、それを科学的に解明した会社ってあまり聞いたことが無いですし、さらにはクライアントが経営判断に使えるレベルまでアウトプットを引き上げている。これは他には無い大きな提供価値だなと。

データサイエンスファームとしてクライアントとユニークな取り組みをしながら、部分最適なコンサルではなく、経営戦略の上流まで入り込んでビジネスをドライブする支援ができるのは、サイカならではの差別性だと思いました。

そうですね。サイカの事業も一つの要素ではありますが、実はメインの理由ではありません。極端な話をすれば、サイカがデータサイエンスの会社ではなかったとしても、私は参画していたと思います。

私がもっとも惹かれたのは、今のサイカが持つ「熱量」です。事業を生み出す過程で人とチームが発する熱が、私は何よりも好きなんです。

今のサイカは成長期であり、変革期でもあります。事業ドメインが良く、経営陣も魅力的である一方で、未完成な部分もまだまだ多い。だからこそ、サイカが魅力的に見えました。このフェーズだからこそ、ビジネスパーソンとして一番成長を感じられるし、熱狂できる。そう確信したのが参画した最大の理由です。

「個の知」を「組織の知」へ。多角的な視点をアセット化し、提供価値を最大化する

はい。サイカは昨年大きくビジネスを伸ばしましたが、再現性のない成功は継続しませんし、組織力が無ければ急速に拡大するニーズにも対応できません。ここからさらに飛躍していくために、今のサイカにとって組織力と再現性の向上が不可欠なんです。私の経験や強みを活かせるテーマですし、平尾さん(CEO)からもっとも期待されている役割なので、今年はそこに全力で取り組んでいきたいです。

まず取り組みたいのが、サイカ独自の情報を「アセット化(資産化)」することです。現状、プロジェクトの情報やテクノロジー、分析ノウハウなどが各所に散在しており、最大限に活用しきれていない面があります。

一般的にITサービスを提供している企業は、営業、プロジェクトマネージャー、エンジニアの三者がチームアップするケースが多いですが、サイカの場合は、そこにコンサルタントやアナリスト、データサイエンティスト、プランナー、リサーチャーまでが加わるので、多角的な視点がチームに存在しています。

こうした個人が持つ能力を、仕組みによって「情報資産」へと昇華させ、チーム全体で化学反応を起こせる状態を作りたいです。「個の知」を集約し、誰もが高いクオリティで価値を提供できる「組織の知」に変えることで、再現性のある成功を届けていきたいと考えています。

ファクトの先に自らの意志を乗せる。サイカで体現する「才能開花」の形

抽象的な言葉になりますが、「判断力に優れたビジネスパーソン」になってほしいと思っています。

サイカのメンバーはもともと思考力が高く、クライアントの課題に対しても非常に深く思考を巡らせています。しかし、サイカではクライアントの経営層と相対する場面が多いので、データサイエンスで導いたファクトを提示するだけでなく、そこに自分なりの強い意志を乗せて「どう判断すべきか」を伝えなければ、本当の意味で仕事にはなりません。思考の結果をどう判断し、どう伝えるか。そこを工夫できれば、より良い意思決定をクライアントに届けられるようになるはずです。

サイカのパーパスである「才能開花」にとても共感しています。個人の持つ才能が仲間の才能に刺激を与え、互いに開花させていく仕組みをメンバーと一緒に作り上げていきたいですね。さらに未来の仲間が、存分に活躍できる環境を創出し、その循環の中でサイカのメンバーが社会に価値を提供する「才能開花」に満ちた社会をつくること。それが、私の目指す「才能開花」の形です。