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【社員インタビュー】東京大学の研究職からサイカへ!データ分析のプロフェッショナルを目指してサイカへジョインしたワケ

こんにちは!サイカの人事総務を担当しているまっちゃんこと松下です!

今週はカスタマーサクセス部でデータアナリストとして活躍中の高木(たかき)さんのインタビューをお届けします♪

高木さんはなんと元々、東京大学で統計学やデータ分析を用いて基礎物理学の研究をしていたというキャリアの持ち主です。

転職先にサイカを選んだ理由はもちろん、研究職時代の経験から活かされていることや、これから描くビジョンなどにスポットを当てていきます!

統計学を学んだ経験がある方や、データ分析の経験をどうキャリアに活かすか悩んでいる方にとっては参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください♪

>サイカに入社する前は、東京大学で研究をしていたと伺いました!

九州大学で基礎物理学を学び、卒業後はより大きな実験施設で研究をしたいと思い、東京大学大学院に進学し、その後はずっと物理の研究をしていました。

具体的には、「原子核」というものの性質を調べるために、仮説を立てながら、主に加速器と呼ばれる装置を用いて実験研究をしていました。実験で収集したデータは、8割データクレンジング、1割クラスター分析、1割非線形回帰分析というような形で分析してました。

※クラスター分析:似たサンプルを統計的に近く集め、似ていないサンプルを遠ざけることを繰り返してグループを作っていく手法

※非線形回帰分析:目的変数と説明変数の間に比例関係のない関係を仮定し、新しい観測値を予想する手法

>難しそう!笑 研究職から転職を決意された理由はなんですか?

自分が一生研究職をやっていく自信が持てなかったことが最も大きな要因です。

最初は面白そうだな~と思って研究の道に進んだのですが、なかなか将来のキャリアビジョンが描けないで悶々としていた時期がありました。そんな時に、外の世界に目を向けてみようと思って、見渡してみれば世の中面白いことをやっている組織や企業がたくさんあるということに気づきました。

物理学だけではなく、もっと自分の分野の幅を広げようと思って、データ分析はもちろんですが、機械学習やAIなんかにも興味があり色んな業界を見ていましたね。

>結果的にはマーケティング領域のデータアナリストへのジョブチェンジとなりましたが、どんな理由からですか?

実は最初からマーケティング領域にシフトしようと決めていたわけではありません。

面白そうなことができる会社ないかなと探していた時に、一番面白そうなことをやっていたのがサイカだったという感じです。

>そうなんですね! 当時のサイカのどこに面白さを感じたのですか?

サイカは、機械学習やAIが流行しているこのご時世に、人が理解できる統計分析を前面に押し出していたのに非常に魅力を感じました。

私自身、研究をやっていたせいかもしれませんが、どうしてもブラックボックスが気になってしまう性分です。

また、面接をしていただいた方々の話がわかりやすく、サイカはこれをやりますと明確にお答えいただいた点が最終的な決め手でした。

例えば、面接をしていただいた社長の平尾さんは「サイカはデータ界のインテルを目指しています。」とおっしゃっており、データ界であればサイカが必ず関与しているという業界のトップを目指すことに感銘を受けました。

>入社後、マーケティングのデータ分析をしてみて今はどう感じますか?

非常に面白いですね!

研究では、物理的・統計的に最も有意なものが答えで、その精度を極限まで高めるというスタイルでしたので、答えは一つに絞られます。

しかし、マーケティング分野の分析では統計的な検定をクリアする答えが何通りもあります。その中でどの分析結果を選び、どう解釈していくかの幅が研究に比べ非常に広く、絶対的な答えが存在しない点が面白いと感じます!

>全く違う分野ですが、大学での研究は実務で活かされていますか?

仮説を立て、検証のための分析をし、分析結果に解釈を加えるという一連の流れはまさしく研究のプロセスと同じです。サイカに入り1年近くアナリシス業務をやってきましたが、基本的な流れが研究と同じだということに最近ようやく気づきました。

ですので、研究をやっていた方はこのプロセスが身についていると思うので、比較的容易にキャッチアップできるのではと思います。

ただ、研究とはスピード感が大きく異なります!

>スピード感はどのように異なるのですか?

研究では納得いくまで時間をかけていましたが、会社での実務では必ずタイムスケジュールがあります。自分はじっくり分析するスタイルだったので、正直、最初の半年は慣れることに必死でした(笑)

最近は、自分一人で正解を追い求めすぎずに、周囲のメンバーとたくさんコミュニケーションをとることでスピード感を持って業務を進めるように心がけています。

>そうなんですね! 他にも業務の中で心がけていることは何かありますか?

クライアント様からご提供いただくデータは通常はクライアントの社内でしか見られない重要な機密データです。この生のデータをじっくり見て、無駄なく分析に使いたいと心がけています!

売上データの時系列やマーケティングデータの時系列を見ると、見ているだけでわくわくするデータがたくさんあります。

例えば、夏に需要がありそうな業界なのに実は冬に大きく売上が上昇しているデータなど、自分のこれまでの考えが覆るようなデータも多いです。

これだけたくさんの業種、業界の通常は見れないマーケティングデータを見ることができるのはやはりサイカならではですね!

>今後高木さんがもっと身に付けたいスキルや、得たい知識にはどんなものがありますか?

統計分析と一口に言っても多種多様な分析手法・論理があるので、まずはもっと統計について理解を深めていきたいと思っています。

また、マーケティング領域は知らないことが多すぎるので、マーケティング領域の知見も深めていく必要性を感じています。とはいえ自分で理解できる範囲は限られているので、たくさんの人を巻き込んで分析のレベルアップが図れるようなチームを作っていければと思ってます。そのためにゆくゆくはマネジメントスキルが必要だとも思っています。

>そのために、高木さんは新しいスキルや知識はどのようにキャッチアップしていますか?

分析をやっていく中でわからないことが必ず出てくるので、自分で調べたり、人と話しながら理解していくようにしています。

実際に、アナリシス課では定期的に勉強会を開催しており、その中でメンバーと議論していくことで理解が深まっています!

直接お客様とやりとりするため、お客様に教えていただくことも非常に多いですね。

また、代表の平尾さんは大学時代に統計学を学んでいたことがあるので、クライアントへプレゼンする分析結果のロジックについて相談したり、新しい分析手法について一緒に議論したりという機会もあります。

>高木さんの将来のキャリアビジョンやサイカで実現したいことを教えてください!

一言でいうと、「データ分析といえばサイカ」と言われるようなデータ分析のプロフェッショナルなチームを作っていきたいと思っています。

>なるほど! その実現のために、高木さんがサイカで一緒に働きたい人はどんな人ですか?

自分の考えはしっかり持ちつつ、新しい知識を柔軟に取り入れ、最も良い答えを出そうとする人ですね。

また、私自身もメンター業務を務めたことが何度かあるのですが、その際には新しい視点からの質問をされることも多く、新しいメンバーから教えられることも多い環境です。

ですので、新しいメンバーのジョインは大歓迎ですし、自分にはない知識や考え方を持っている方であれば尚歓迎ですね!

>最後に、現在統計学を学んでいる方やデータ分析に携わっている方にメッセージをお願いします!

私は統計学が専門だったわけではないのですが、統計学や分析手法は単なる道具でしかありません。どれだけ道具がうまく使えても作りたいものがなければあまり面白くないと思っています。

統計学を学んだその先にどんなことをやりたいかに目を向けてもらえると、めちゃくちゃ面白いテーマがゴロゴロ転がっているので、楽しくなるのではないでしょうか!

いかがでしたでしょうか?

授業で統計学を学んだことがある方や、データ分析の経験がある方はサイカではその経験を実務で活かすことが可能です!

サイカのデータアナリストとしてキャリアを積み、データ分析のプロフェッショナルになりませんか?

まずは、少しでもサイカに興味をお持ちいただけましたら、カジュアルにお話できたら幸いです♪

皆様からのメッセージとご応募をお待ちしております!

※インタビュイーの所属・役職は取材当時のものです。