いまさら聞けないマーケティング用語

インフィード広告

インフィード広告とは、あらかさまに広告らしい広告ではなくSNSのタイムラインやメディアサイトで、コンテンツとコンテンツの間に通常のコンテンツと同じようなフォーマットで挿入される広告のことを指します。

インフィード広告とネイティブアド

インフィード広告の事を指してネイティブアド、ネイティブ広告などと呼ぶ人もいますが、必ずしもネイティブ広告がインフィード広告とは限りません。ネイティブアドとは広告媒体の中に広告を自然と溶け込ませている広告全般のことを指し、インフィード広告はネイティブ広告の一種です。

ネイティブ広告の中には検索エンジンでの検索結果に対して広告を掲載するリスティング広告なども含まれていますが、リスティング広告をインフィード広告とは呼びません。

インフィード広告はネイティブアドの中でも、広告媒体の「コンテンツ」の中に自然と溶け込ませた広告のことを指します。

どのような媒体で使用されているのか

インフィード広告が使用されている媒体としてはSNSやメディアサイト、キュレーションアプリなどが挙げられます。これらのサイトの中にはたくさんのコンテンツがあって、ユーザーは自分の興味のあるコンテンツを探してサイト内を回遊します。インフィード広告は回遊するコンテンツの中に自然と溶け込むように、コンテンツと同じ体裁で広告記事を紛れ込ませることによって、ユーザーを広告へ誘導します。

ちなみにサイバーエージェントの調査によれば2017年のインフィード広告の市場規模は1,903億円で、そのうち1,317億円がソーシャルメディア、499億円がニュース・ポータルサイト(アプリ含む)、87億円がその他で配信されたと推計されています。

どのような商品やサービスのマーケティングに向いているのか

インフィード広告はコンバージョンの獲得よりも比較的認知拡大の際に使用することが多い広告です。オーソドックスなインフィード広告の使用方法としては、リターゲティング広告と組み合わせてコンバージョンを獲得する方法があります。

まずインフィード広告でユーザーを広告コンテンツに誘導して、広告コンテンツで製品やサービスの特徴についてアピールし認知を向上させます。そして広告コンテンツページにリターゲティングタグを埋め込むことによってリターゲティング広告によってユーザーがコンバージョンするまで捕捉するという方法です。

このような広告の使い方から検討期間が長く、きちんと説明しなければ商品の良さが伝わらないけれども、コンバージョン獲得の為に広告費をかけられる化粧品や健康食品のような商材がインフィード広告によるマーケティングに向いていると言えます。

インフィード広告のメリットとデメリット

ではインフィード広告にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。まずメリットとして挙げられるのはユーザーがコンテンツをクリックし、記事を見てもらいやすいということが挙げられます。ユーザーは広告らしい広告を意識的に避けますが、インフィード広告はコンテンツの一部のような体裁になっているので広告として警戒されません。よって通常の広告よりもクリック率が高く、多少長い広告宣伝でも記事の体裁であれば読んでもらえる可能性が高いと言われています。

一方、デメリットとして、ユーザーに広告をコンテンツの一部だと誤認させて誘導し読ませている面もあるので、ユーザーがコンテンツだと勘違いして広告をクリックして、読んでからコンテンツではなく広告だと気づいた時に、その広告の商品やサービスについてかえって悪いイメージを持たれる恐れもあります。

インフィード広告を出稿する際の注意点

インフィード広告を出稿する際の注意点として、広告だと認識されやすいクリエイティブを避ける必要があります。ディスプレイ広告やバナー広告の場合、クリックを促すために「送料無料」や「100名様限定」のようなクリエイティブにすることが多くありますが、これではユーザーが広告だと認識してしまうため、インフィード広告においてはそのようなクリエイティブは適しません。他のコンテンツに溶け込むようなクリエイティブにする必要があります。

コピーについても同様で、商品の売り込み感が強いコピーを配信してしまうと、広告記事だと認識されてクリックされにくくなるため、ユーザーの興味を惹きそうなコピーに留めて具体的な商品のアピールなどは行わない方が良いでしょう。

まとめ

インフィード広告について説明してきました。インフィード広告はネイティブアドの一種で、主にソーシャルメディアにコンテンツの一部のような体裁で配信される広告の事を指します。コンテンツの一部のように見えるのでクリック率が高く、多少長いコンテンツであっても読んでもらえる可能性が高いので、検討期間が長く商品の良さを説明しなければならない化粧品や健康食品のような商材の認知拡大には向いています。ただし、記事と誤認させて読ませる広告でもあるので、広告とユーザーが後から気づいた時に商品やサービスのイメージが悪くなる可能性もあるので運用には注意する必要があります。

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