株式会社エウレカ

恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」を運営。2019年にはオンラインで始められる結婚相談所「Pairsエンゲージ」を運営開始。2015年よりマッチングアプリで世界最大のシェアを獲得しているMatch Group(米国)に参画している。

厳しい広告規制の中、意志を持って取り組んできたブランディング活動 ――メディアアロケーション最適化を目指す

抱えていた課題
  • 広告効果を最大化させる最適なメディアアロケーションを行いたい
MAGELLANで実現できること
  • オンライン・オフライン問わず、あらゆる広告の効果を数値で可視化し、メディアアロケーションを最適化
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広告規制が厳しい中、メディアアロケーション最適化に限界があった

Q. 中村様とMAGELLAN(マゼラン)をご導入いただいた部署の役割を教えて下さい

私はCMOとして事業のマーケティング全体を見る立場となります。今回MAGELLANを導入したのは、マーケティング組織の中でも主に広告出稿や、メディアのアロケーションを考えるチームです。今回はマッチングアプリ「Pairs」の分析においてMAGELLANを導入しました。

取締役CMO 中村 裕一 様

Q. 市場の特徴やマーケティングにおける難しさを教えて下さい

マッチングアプリ業界は、広告の規制が非常に厳しいです。昔は「出会い系」という言葉をよく耳にしたように、特に参入当初はマイナスイメージを持たれることが多く、広告出稿がかなり制限されていました。そのため、マーケティングにおいては、広告出稿を拡大しようにもメディアが限られているため限定的な打ち手しか実行できない、という難しさがありました。具体的には、テレビCMはもちろん、交通広告やYouTubeにも出稿できませんでした。「デジタル以外にも広告出稿を拡大しようとも、今できるのは一部の看板広告のみ」という状態からスタートしました。

「出会い系」というマイナスのイメージから、「使っても大丈夫」「使うことは普通なんだ」という空気感を醸成するためには、獲得型のダイレクトレスポンス広告だけではそれができません。ターゲットではない方にも認知・理解してもらわなければならないため、ブランディング広告は非常に重要視していました。

ブランディングの効果を最大化するためには、通常は効果の大きいメディアからアロケーションしていくことが当然だと思いますが、当社の場合はそれができませんでした。一番難しかったのは、ボリュームを出すという意味では最も効果が良いと思われるテレビCMや交通広告が実施できなかったことです。限定的なメディアで出稿をしていても、「果たしてブランディング効果があるのだろうか?」という不安がありました。

このような厳しい状況下で、試行錯誤しながらもブランディング活動に意志を持って着手してきました。明確な最適化はできていないものの、意志を持ってやってきたからこそ、現在リーディングカンパニーとしての地位が築けているのかなと思っています。今では少しずつ広告の規制が緩和してきており、ようやくメディアを選べるまで手札が増えてきました。

広告効果を最大化するための最適なメディアアロケーションを明らかにしたい

Q. MAGELLANを導入された理由を教えて下さい

広告規制がある中、これまでは規制が解除された順に広告予算を積んできました。現在、ようやく打ち手が増えたので、選べる手札をもとに優先順位の高いものから実施することができるようになりました。効果を最大化させるための、最適なメディアアロケーションを明らかにしたい、というのがMAGELLAN導入のきっかけです。

Q. メディアアロケーション最適化を検討する上で、すぐにMAGELLANの話が上がったのでしょうか?

実は、最初は社内でのアロケーション最適化を試みました。当社はMatch Groupというグループ会社に所属しているので、予算を決定する際にはグループ会社と統一基準で会話をした方が早いという場合が多いです。そのため、自社で開発した方が良いと考えていました。しかし、親会社のある米国では、日本のマッチングアプリ市場と成熟度が異なるため、統一基準をそのまま日本で適用することは難しいということがわかりました。そこで、当社としてはレポート方法と検討方法を分けることにしました。レポートは社内で作成し、検討においては日本の外部ツールを使う方が良いと考え、その結果、MAGELLAN導入に至りました。日本の市場に即した、最適なメディアアロケーション分析をMAGELLANで実施し、出稿内容を検討するという使い方になります。

短期的な刈り取りと中長期的なブランディングのバランスを最適化したい

Q. MAGELLANの分析において、特に期待していることを教えて下さい

「効率的な出稿」を考えると、どうしても目に見える数字だけを見てしまいがちですが、そうではなく、目に見えていない(数値化できていない)広告を含めて最適化していきたいというのがMAGELLANに期待していることです。

マッチングアプリ業界はもともと悪いイメージを持たれていた業界で、今でもそのように感じている方々もいます。潜在顧客はたくさんいるものの、顕在顧客はそこまでいない業界だと感じています。マーケティングにおいては、直近のユーザー獲得だけを目的とすれば、ダイレクトレスポンス広告で刈り取りをしていれば良いのですが、それだけではその先が続きません。信頼性の高いメディアで広告を見て、複数箇所で何度も広告を見て、あるいは友人から紹介されたことによって、「使ってみようかな」と少しずつ思い始めるものだと考えています。つまり、ダイレクトレスポンス広告だけでは不十分であり、看板広告や交通広告など、数字で見えにくいブランディング広告が非常に重要だと考えています。 一方で、いくらブランディング広告が重要だと言っても、もちろん意味のない場所や意味のない量というのはあると思っているので、そこも最適化したいと考えています。

短期の売上を目的とした広告と中長期の売上を見据えた広告(ブランディング)、そのバランスは事業経営上非常に重要だと考えています。MAGELLANによって、そのバランスをうまく最適化できれば良いと考えています。

Q. その他、MAGELLANで分析したいことはありますか?

同じメディア内で目的の違う広告を複数実施している場合、それが良く働く場合と悪く働く場合と両方あると思っています。例えば弊社の場合だと、YouTubeでブランディング広告とダイレクトレスポンス広告を両方実施しています。それがどのように影響しているのか、将来的にはその点も明らかにしていきたいと考えています。少しずつ分析論点を変えながら、仮説を立案・検証していきたいです。

究極の理想は「広告出稿をしないこと」

Q. 最後に、マーケティングにおいて目指す姿について教えて下さい

究極の理想は、広告出稿をしないことです。すべてオーガニックでユーザー獲得ができる状態が理想だと考えています。そのためには、ブランディングが重要です。当たり前のように第一想起に「Pairs」があり、一人ひとりのタイミングで使いたいと思った瞬間に思い出し、使い始め、周りの人に紹介するという流れを作りたいと思っています。

そのためにも、短期的な目標としては、より潜在層に近い方にも選ばれるようになりたいと考えています。今までは恋活・婚活に対して比較的積極的な方に選ばれてきました。これからはそこからさらに、「結婚はまだ考えていないけど恋人は欲しい」「結婚したいと思っているけど積極的になれない」という方たちにも選んでいただけるようになりたいと考えています。

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株式会社トリドールホールディングス 執行役員 CMO 兼 KANDOコミュニケーション本部長 兼 株式会社丸亀製麺 取締役 マーケティング本部長
南雲克明様

事業概要:
株式会社トリドールホールディングス傘下の讃岐うどん専門店を経営する企業。2000年に兵庫県加古川市に1号店をオープン。以来、店舗数を大きく伸ばし、現在は国内約850店舗に加え、国外約260店舗と、海外進出も積極的に行う。新型コロナウイルス禍でV字回復を果たし、現在も堅調に売り上げを拡大している

※2024年6月現在