サイカは全社的に統計学を扱う場面が多く、社員全員が基礎的なレベルの統計学の知識を獲得することが求められます。これまでは、新たに入社した社員は指定された統計学のテキストを各自読むこととなっておりましたが、今年より新入社員向けに、業務に必要な統計学の知識をまとめたものを作成し、勉強会としてスタートさせました。

講義内容
勉強会は2回に分けて開催され、第1回目は、統計学の最も基本的な概念である「平均」から始め、「分散」「標準偏差」「推定」「検定」「相関係数」という概念を見ていき、最後に偏差値の求め方を紹介したのち、演習を行いました。
講師を務めた二木は大学院で経済学を専攻し、入社以来、サイカの分析基盤を支えています。第2回目は、サイカのプロダクトでも用いられている「回帰分析」について説明したのち、実際の分析方法を手順を追いながら解説。ビジネスにおける統計分析は、特に意思決定の手段として用いる際は、厳密な分析手法よりも回帰分析のようなシンプルで解釈のし易い分析のほうが向いており、分析結果をどのように解釈し役立てるかということについて解説しました。
受講した社員は…
5月に入社した営業担当。クライアントと向き合うなかで統計学の知識も必要となってきます。
耳にする機会は多いながらも「なんとなく」で認識している統計・分析用語の基本的な考え方について、丁寧に教えていただきました。今回の内容を元に勉強を進められるので、とてもありがたいです。

統計の基礎知識だったので理解している内容もありましたが、改めて頭を整理する機会になりました。また、実分析でよく使うようダミー変数の入れ方の解説であったり、実践に落とし込める内容も多かったです。
今後の展開
現在の勉強会という形式だけではなく、今後は新入社員が独習できるように資料をリバイスしていく予定です。