昨今、さまざまな広告手法が生まれていく一方で、どのような広告手法が効果的で、その背景にはどのようなメカニズムが存在するかということに関して、学術的な知見があまり現場に届いていないという実情があります。こうした問題を解決するために、これまで3回に分けてマーケティング・サイエンスにおける広告研究のサーベイを行い、現場の人たちにとって有用なものになるように、その内容をなるべく分かりやすく発信してきました。今回は、これまでのサーベイ内容を整理した上で、これからの研究方針について、簡単に紹介したいと思います。