第2・4水曜日に行われるサイカ主催「数式なしの統計分析。エクセルでできる文系デジタルマーケターのための統計分析セミナー」。データドリブンマーケターへの理解からエクセルを使った重回帰分析など、セミナーで学べる内容を詳しくレポートしました。
バナー広告、リスティング広告、ソーシャルメディアの運用……とデジタルマーケティングの手法が増えていく中、プロモーション同士の分析が重要となっています。また、オフライン広告とオンライン広告、イベント・広報とマーケティングは統合的に行い、分析をする時代となってきました。 株式会社サイカが主催している「数式なしの統計分析。エクセルでできる、文系デジタルマーケターのための統計分析セミナー」は、プロモーションの分析に適した統計分析について学べるセミナーです。セミナーの開催も5回を越え、多くのマーケターの皆様にご参加いただいております。 あらためて、「どんなことが学べるセミナーなのか?」をご紹介いたします。セミナーのゴール
本セミナーのゴールは、「データドリブンマーケター」について理解をすること。データドリブンマーケターとは、CMO・データサイエンティストに並ぶ、次世代のマーケターが目指すキャリアのひとつです。サイカでは「データを武器に、マーケティングを推進できる”実践者”」と定義しています。

前半のプログラム『マーケティング×データ分析の概要』
『マーケティング×データ分析の概要』では、なぜマーケティングにおいてデータ分析が必要かを学び、分析の手順を理解していきます。分析の流れ

「分析の流れ」事例:仮説設計
仮説設計は、分析の中で一番重要なパートです。解決したい課題に対して何が影響をしているのかの要因をリストアップします。
要因のリストアップをやろう
あるウェブサイトの来訪者数に影響を与えているのは何か?(=課題)を考えたとき、仮説設計のパートで行うことは次の3つです。STEP1.要因を考える要因には、広告やキャンペーンなど自社でハンドリングできる内部要因と、競合の状況や環境・市場といった外部要因の2種類があります。さまざまな要因をこの2種類に分けます。それぞれ、10件ほどが目安です。STEP2.優先順位をつけるSTEP1で挙げた要因に対し、おそらく影響度が高いであろうと思われるものを選び優先順位をつけていきます。STEP3.関係性(分析結果)の想定各要因について、課題に対する影響度がプラスかマイナスかの想定を行います。事例をもとにすると、ウェブサイトの来訪者数を増やしていると考えられるのであれば、プラス。増える影響はないと考えられそうならマイナスになります。 以上が仮説設計パートで行う作業となります。統計の種類がシンプルにわかる「代表的な分析手法」
前半のプログラム最後には、「代表的な分析手法」をご紹介しています。

後半はワークショップ『マーケティング×データ分析の実践』
『マーケティング×データ分析の実践』では、仮説設計のワークショップとエクセルを使った重回帰分析を行います。

