[6]はじめてのオウンドメディア - 成功も失敗も分析にあります

ライターへの原稿依頼と自分で文章を書くときのコツ

ライターへオウンドメディアの原稿依頼をするとき、どんなポイントがあるのでしょうか。また、社内で原稿の執筆をすることもありますよね。原稿作りについてまとめました。

いいライターに出会うにはどうしたらいいの?

いいライターとは、どんなライターのことを思い浮かべますか?

ライティング依頼も、システム開発やデザイン依頼と同じようにどんな記事を書いて欲しいのかのディレクションは必要です。ライターも専門や得意分野があり、メディア・編集側との相性もあります。気持ち良く仕事ができる関係が、いい編集・ライターといえるでしょう。

キャリアが長いライターは、ポートフォリオ(お仕事の実績)を持っています。いいなと思うライターに出会ったら、ポートフォリオを見せて欲しいとお願いしてみましょう。
またテストで記事執筆を依頼する場合にも、原稿料の支払いは行いたいものです。掲載をした場合は通常の原稿料と同じ、掲載をしない場合は原稿料の何割かを支払うというケースがあります。

ライターへのディレクション

『編集会議・2016年秋号』(株式会社宣伝会議)にて、編集者とライター100人にアンケートを行っています。ライターからみた「編集者の良し悪しを判断する際、最も重視していること」について、次のような結果がでていました。

企画の方向性など、きちんとしたディレクション力があるか 27.8%
原稿に対して的確な指摘をするか 23.8%
依頼の際、あらかじめ発注金額や仕事量を提示するか 15.9%
上から目線でなく経緯があるか 13.5%

(出典:編集会議『宣伝会議』2016年11月号別冊・「100人に独自調査!編集者・ライター、超リアルな本音」59ページ)

必要な情報が正しく伝えられているかという点がポイントですね。ライターへ原稿依頼を行うとき、必要な項目をまとめました。

1.原稿の内容やテーマ、資料など

  • このディレクションがあいまいだと、トラブルになりがちです。初回であれば、どういった媒体なのか・ターゲットは誰なのか・ゴールは何かを伝えましょう。また編集側でテーマをしっかりと決めている場合は、参考にしてほしい資料も共有します。(参考に、マーケのネタ帖でライターに共有した資料をご紹介します)

2.プロットの有無

  • 原稿の構成です。箇条書き程度か下書きレベルまで書いて欲しいのか決めましょう。テーマ出しも含め初稿に近い内容のプロットを想定する場合、原稿料とは別にプロット代として支払うほうがスマートです。

3.執筆ルール

  • 文末を「です・ます」「た・である」にする、使用できない表現などがある場合もまとめて伝えましょう。

4.文字数

  • 必須の文字数と、上限の文字数を表記するとライターは書きやすいです。(例:1000文字以上、1500文字まで)

5.しめきり

  • 編集側でチェックをし、修正が発生することを考えたスケジュールを伝えます。

6.入稿方法

  • テキストファイルで入稿するのか、またはWordPress(ワードプレス)などのシステムに登録するのかなど、明確に伝えてください。システムに原稿を登録して入稿の場合は、作業代として別途支払いましょう。

7.原稿料と支払い方法について

  • 原稿料は、文字数計算ではなく1記事あたりいくらとすると進めやすいです。会社の環境によりますが、請求書はデジタルデータでのやりとりも増えてきています。

ツールを使うと、ディレクションはやりやすい

連絡や原稿のやりとりについて、便利なツールをご紹介します。

チャットツール

メールでは1対1のコミュニケーションになりますが、チャットワークやSlackなどのチャットツールを利用すると、複数人の間でやりとりをすることができます。

チャットワーク(ChatWork) | ビジネスが加速するクラウド会議室
http://www.chatwork.com/ja/

Slack: Where work happens

https://slack.com/

編集会議はオンラインミーティングで

編集会議へライターにも参加してもらいたいときなどに、オンラインミーティングを行ってみましょう。Skype・ハングアウトがよく使われますがZoom・appear.inも便利です。

Skype | 友達や家族と無料通話
https://www.skype.com/ja/

Google ハングアウト
https://hangouts.google.com/

Zoom 
https://zoom.us/

appear.in
https://appear.in/

原稿のやりとりはGoogleドキュメントも使えます

Googleドキュメントはインストールする必要がなく、ソフトのバージョンも問わないため、編集とライターが同じ条件で使える点が便利です。また、複数人で同時にチェックができますので最新のファイルがどれだったっけ…?というトラブルが防げます。使うときは、共有権限に気をつけてください。

Googleドキュメント
https://www.google.com/intl/ja_jp/docs/about/

おもしろい原稿は編集とライターが一緒に作るもの

原稿について、編集として避けたいことが2つあります。それは、受領したあとの原稿の編集とコミュニケーションのミスによる書き直しを依頼することです。

受領したあとの原稿をやむなく編集する場合は、ライターへ連絡をいれましょう。とくに署名記事の場合は、勝手に内容を書き換えることはマナーに反します。署名記事ではない場合でも、受領後に原稿の編集をする場合があるならば前もって伝えておくと安心です。

そして、修正ではない全体的な書き直しを依頼することは互いのモチベーション低下につながります。デザインと違い、原稿料に修正・リテイク料は含まれていないことがほとんどです。ディレクションやコミュニケーションを双方で見直しましょう。

依頼通りの原稿を書くのはもちろんですが、ライターの個性が出てくると原稿のおもしろさは広がります。対等な立場でコミュニケーションをし、一緒にメディアを作っているのだというパートナーとして編集とライターの関係を作っていきたいですね。

難しくない!ライティングのコツ

社内で原稿を書く場合、すぐに実践できるライティングのコツがあります。

・ 入り、本論、まとめの3つ構成にする。
・ 1文を短くする。

とくに文章が大きく変わるのは、1文を短くすることです。例を挙げると…

例1:
マゼランはプロモーションの分析にお困りのマーケターを対象にした分析ツールで、オフライン広告とオンライン広告といったcookieで紐付けられないプロモーションのレポートデータを使って統合分析をすることができます。

例2:
マゼランは、マーケターを対象としたプロモーション分析ツールです。レポートデータを使い、統合分析を行います。オフライン広告とオンライン広告のように、cookieで紐付けられないプロモーション同士の分析も可能です。

同じことが書いてありますが、下の文章のほうがすっきりとした印象になると思います。原稿チェックをするときも、文の長さを意識して読んでみてくださいね。


次回は、サイト構成・デザイン・運用まわりについてご紹介します。