いまさら聞けないマーケティング用語

ネイティブ広告

ネイティブ広告とは広告と記事コンテンツが自然な形で融合した広告形態を指すIT用語です。ユーザーが閲覧しているメディアに違和感なく広告が掲載できるため、警戒心をもたれることなく広告ページへと誘導できる特徴を持っています。

ネイティブ広告の起原。その仕組みが誕生した経緯

まず、ネイティブ広告が誕生する以前の広告の歴史を振り返りたいと思います。そもそも、この世に、クリック型広告が誕生したのは1993年です。米国の Global Network Navigatorで掲載されたクリック型広告がその始まりとされます。

そこから20年という月日がたち、デバイスに応じた多様な広告取引が展開されるようになりました。そして、今回のメインテーマでもある「ネイティブ広告」は、2014年に“記事コンテンツの一部として閲覧してもらうことを目的”として広まった概念です。

広告は邪魔者、嫌われ者

現在広告にありがちな、広告自体が邪魔者というイメージは、今に始まった話ではありません。ネイティブの対義語がエイリアンであることから考えても、広告そのものが昔から嫌われていたことがうかがえます。なぜなら、エイリアンには、“外国の”や“外来種”といった意味があり、それを間接的に風刺する意味合いでネイティブという言葉が使われているからです。実際に、ユーザーがデバイスをパソコンからスマートフォンに変えて、アドブロックなどの広告ブロックアプリを利用し、自らが広告を意図的に制御しようとしている姿からも広告に対する意識が簡単に伺えます。

ネイティブ広告が重要視されるようになった理由は

なぜ、これほどまでに広告は、嫌われてしまったのでしょうか。広告が嫌われる原因は様々考えられますが、そのひとつとして、PC用に使われていた広告をスマートフォン用に転用したことが挙げられます。PC用に使われていた広告ですから、スマートフォンのデバイスサイズなど、少しも考慮されていません。そのまま転用してしまえば、ユーザーが快適にサイトを閲覧することなんてできるわけがありませんし、嫌われても仕方ないですよね。

インターネット広告市場、そして、スマートフォン向け広告市場が急成長を続けていることはご存知の通りですが、その中で成果を上げるためにはユーザーにとって不快な状態のままでいいわけがありません。可能な限り不快感や違和感、警戒心を持たれない広告にする必要があり、ネイティブ広告が重要視されるようになりました。

記事コンテンツと広告枠が融合した広告!それが、ネイティブ広告である

ネイティブ広告の主体は、あくまでも広告枠です。従来の広告にありがちだった、広告エリアと記事エリアが分断されたものではなく、それらが融合したものをネイティブ広告といいます。

こんなにもある!ネイティブ広告の種類とは?

ネイティブ広告は、決して1つの広告形態を表しているわけではありません。IAB(インターネットアーキテクチャ委員会)は、ネイティブ広告について、下記のような用語の定義を設けています。

出典:2015年3⽉18⽇ JIAAネイティブアド研究会

ネイティブ広告の成功事例

少し古い記事ですが、化粧品「ライスフォース」の販売をしている株式会社アイムの事例が、Web担当者Forumに掲載されています。これはネイティブ広告の一種であるインフィード広告により成功した事例ですね。

インフィード広告では「勝ちパターンを意識しない」クリエイティブ運用が成功の鍵! ライスフォースの広告運用ノウハウ

成功の秘訣として語られている、

クリエイティブの組み合わせ方しだいで効果に差が出てきます。あえて勝ちパターンを作らずにバリエーションを広げることが重要です。

というのはネイティブ広告ならではですね。広告の組み合わせ、広告クリエイティブの組み合わせで効果が変化するのであれば、評価方法も組み合わせごとに行う必要があるはずですから、組み合わせを計測する仕組みが求められるかもしれません。

まとめ

ネイティブ広告を導入すれば、従来の広告よりも自然な形で、ユーザーに商品やサービスに触れる機会を提供できます。潜在顧客から顕在顧客まで幅広いユーザーへ効果的にアプローチできると同時に、ユーザーに合わせた関連性のあるコンテンツを最適なタイミングで掲載できます。

また、成果をあげる上で、他の広告との組み合わせも重要になる可能性がありますので、計測の仕組みも事前に検討しておく必要があります。

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