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感動できることをやり続けたい

今回のインタビューはディレクターの伊藤。現場全体と広く関わっている。業務に真摯に取り組む彼が自らの殻を破って発見したこと、そして将来必ず成し遂げたい夢について聞いた。

感動できることをやり続けたい-01

世界に対して何かやれたらいいな

下城 可奈

社内における今のポジショニングと、とそれに伴った業務内容を教えてください!


伊藤新

ポジションとしてはXICA magellan(以下:マゼラン)のディレクターとして働いていてプロダクト開発のエンジニアさんの仕様の部分の連携とビジネスサイドののメンバーとの連携、特に開発のチケット作りとかデータ連携のところのフローをビジネスサイドの方々と一緒に作っていくみたいなことをしています。

下城 可奈

いろんなポジションの方と携わりますねよね?


伊藤新

そうですね。そもそも自分が入ったときにディレクターというポジションがなかったのでとりあえず好き勝手動いてくれと言われ、自分自身もそれに対して自らつくっていくような形で働けたらいいなと思っていました。実際に入社して、最初の頃は特に仕事が漏れているところを探していったりだとかサポートが必要なところにサポートに入っていくなど、何でもやります!!という気持ちで仕事に当たれているのは非常に良いことだなと思っていますね。

下城 可奈

以前もそういうことやられてたんですか?


伊藤新

いえ、前職はエンジニアだったので基本的にはウェブエンジニアとして働いていました。ただ、自分自身が鍛えたいタイプだったので比較的上司に意見を言ったり、自ら外から仕事を取ってきてやったり、そういう感じで好き勝手やっていたので、あまり社会人的じゃなかったかもしれないです (笑)

下城 可奈

なんか一般で言うエンジニアっぽくない印象ですね(笑)


伊藤新

そですね(笑)周りもエンジニアっぽくないと思っていたと思います(笑)

下城 可奈

そもそも何でエンジニアやろうと思ったんですか?


伊藤新

そもそも新卒で就活をしなかったんですよ。大学卒業後半年くらいはバーテンダーをやっていて、そのときになんかこうこの先働くとしたら何をやりたいのかとか模索していました。バーテンダーはすごく好きだったんですけど、ひとつ違うことをして帰ってきたいなと思っていて。将来的には飲食をやりたいと思っていたのでその前にどこかで鍛えて戻ってきたいなとか。

下城 可奈

将来的に飲食をやりたいと思っていたならそのまま働いていても良かったと思うのですが、何か違ったんですか?


伊藤新

バーテンダーをやっていたときに、お店の範疇に染まらない、もっと多くの人たちにサービスを提供したいなと思ったのがひとつと、あと世界に対して何かやれたらいいなと思ったのがひとつ。この二点をITだったら叶えられると思っていて。実際にITで何かをやるとしたら、つくるところから入りたいという思いがあったので、エンジニアになったのが最初ですね。

下城 可奈

そこでエンジニアになろうと思ったんですね。前職とはどうやって出会ったんですか?


伊藤新

たまたま前職に、海外で研修ができるプログラムがあって興味を持って申し込んだという感じですね。偶然見つけたのですが、キャリアパス的には望んでいるものになったという感じですね。

下城 可奈

エンジニアといまとではやることが大きく変わっていると思うんですがそのあたりのキャッチアップってどうやってやっているんですか?


伊藤新

とにかくやる (笑)しかないかなとは思っていて。気持ちの面でいうと、エンジニアの業務もいまの業務も似ていると思っていて。自分の芯が通るようにしっかり考えて向き合っていれば、自ずと周りの皆さんにも納得いただけると思うし、そういった真摯な姿勢を忘れないようにやっていきたいなと思っています。とはいえまだいろいろ足りてないんで頑張っているところです。

感動できることをやり続けたい-02

本当にやりたいこと真摯にやっていこう

下城 可奈

素敵ですね!伊藤さんのいう芯って、何か決めているものがあるんですか?


伊藤新

これは人生における大きな転換点かなとも思うんですけど。学生のころ、時期でいうとちょうどオリンピックのときだったんで5年前くらいかな。酔っ払って7メートルくらいのところから転落して首の骨折ったことがあって。夏休みに友達の家の屋上でお酒飲んでいて、酔っ払ってバランスを崩して落ちちゃったんですね。周りも酔っぱらっていたので事の重大さに気付かず、とりあえず友達の部屋まで運んでもらって朝まで寝ていたんです。で、朝起きて、起き上がろうとしたら首が立たなくて。実は首の骨と足の骨が折れてたんですよね。

下城 可奈

痛みとかはなかったんですか?


伊藤新

酔っぱらっていたからか全然痛みはなくて(笑)でも、厄介なことに折れたところが喉仏の裏で。そこが折れた人で生きてる事例がほどんどなくて、ほんと九死に一生みたいな感じだったんです。「人ってすぐ死んじゃうなぁ」と思って。その時に得た教訓がふたつあって。人ってすぐ死んじゃうから本当にやりたいこと真摯にやっていこうっていうのがひとつ、あとは安全なところで飲もうねっていう(笑) このふたつの教訓を今まで大事にして生きてきたって感じですね。

下城 可奈

そういった教訓を大事にされつつエンジニアになって、いまもその延長線上にいらっしゃいますが、ここまで続けられている理由ってどこにあるんですか?


伊藤新

もともとIT業界やITサービスにはすごく興味があったんですね。ITといっても広いですが、つくるフェーズであるプログラミングから入ったら逆にどんなジャンルでもいけるのかなと思ったし、それって必要な経験なんだろうなと感じたのが大きいですね。エンジニア経験というかプログラミングをしたことがあるという経験が、ITではないとしても何かしらいきてくると思っています。

下城 可奈

何でそもそもそんなにITに興味があったんですか?


伊藤新

たとえば、どんなに人が集まるライブでも10万人とか20万人とかじゃないですか。でも、それがオンラインだともっと多くの人に届けることができる。そういうものが生み出すムーブメントが好きだったんです。それって、つくる側になると、受信する側から発信する側になるわけじゃないですか。そこでリアルのキャパに収まらないくらいの人たちに何かを届けたいって思ってたのかなと。

下城 可奈

実際につくる側にまわって面白いと実感したことはありますか?


伊藤新

サービスをつくることですね。自分の在籍している会社のウェブサービスをつくったり、改修したりするなかで、アクセス数をみて、「あぁ、こういう人たちに届いてるんだな」ということを実感したり。フォームを変えたことによって問い合わせ件数が上がったんだよみたいな話とか。そういうのがすごく面白いなぁと感じていましたね。ただそのときは、自分自身が発信したいものという認識はしていなかったですね。一種の修行期間みたいな感じで割り切って、とにかく技術を学んでいこうと考えていました。

下城 可奈

もともといろんな人たちにコミュニケーションとるのは好きなんですか?


伊藤新

そうですね。飲食をやっていたときに、お店にいろんな人が来ていろんな人と出会って。そこでの経験がすごく大きかったので。

下城 可奈

私の勝手なイメージなんですけど、お店で働いているときって、目の前の人たちに何かしらのサービスを提供するというのを必死でやるじゃないですか。どうして、「ここに収まりきらない人たちに何か届けよう」という思考になったんですか?


伊藤新

飲食店とイベントって、似ているけど違ったり、違うけど似ているものだと思っていて。イベントって爆発力あってすごく人を集めたりできるじゃないですか。一方、飲食店はこう日々安定したサービスを提供するので、その両方をやりたかったのかもしれないですね。多くの人たちに毎日何か届けるみたいな部分を形にしたいなという思いがあって。ITは普通だったら出会えなかった人に出会えたり、みえなかったものがみえたりする。そこが面白いなと。

下城 可奈

イベントとかライブが影響してるんですね?


伊藤新

そうですね。もともとすごく音楽が好きで、イベントとかも好きだったんです。そういう活力みたいなものはいいなと思っていて。多分飲食店でも、お店だけとなると、人をより多く集めるには2号店を出しましょうとかになると思うんですけど、それはなんか違うなって思っていて。もっと違うやり方で何かやろうと思ったときにITがすごく魅力的だなと感じましたね。

下城 可奈

きっかけになったイベントってあったんですか?


伊藤新

一番印象深いのは、中学2年生のときにいったサマソニというフェスで。それが本当にすごくよくて。当時は「絶対フェスやろう!」みたいな感じでしたね(笑)その思いはずっとあって、飲食店をやっていたときには、ほかの仲間と、自分のお店や他のお店を使ってDJイベントみたいなのはやっていて。それはそれで楽しかったし、両軸持っている感じがすごく楽しかったですね。ITっていうのとは違うんですけど要するに、お店だけってなると、出会える人は限られてくるし、デリバリー始めました二号店出しましたっていうっていうのもジレンマがあって。もっと見えない人までサービスを届けるとなると、ITしかないなって思いましたね。

下城 可奈

音楽は小さいころからずっと好きだったんですか?


伊藤新

小さいころはピアノをやっていて、ある意味やらされてるもののひとつだったんですけど。それからCDを買ったりするようになって音楽ってこんな楽しいんだ!!って(笑)中学、高校時代はバンドをやってました。軽音楽部とかはなくて、学校の厳しい目をかいくぐりながらやるみたいな(笑)大学に入るときにはバンドはやらないと決めて、それで飲食をやっていたんですが、DJはやりたいなと思ってずっとやっていて。そこで出会った仲間と今でも繋がっている感じです。いまに繋がっているのは、いい音楽を聴いていい仲間と一緒に飲むということ。そこから文化とかコミュニティっていうものをつくっていけたら面白いなと。

下城 可奈

なんで大学ではバンドをやらなかったんですか?


伊藤新

サークルをみにいったときに、バンドのライブでめちゃめちゃかっこいい人がいて、これはいけないなと思って。モチベーションとしてもそんなに音楽をつくることに対してはなかったので。

下城 可奈

表にガンガン出るタイプではない?


伊藤新

出る必要があれば出るけれど、基本的にはそんなにでないのかもしれないですね。
ただ、自分のなかで将来ビジネスをやりたいなという思いはあって、ITと地方と飲食をつなげてやりたいなと。そのときは自分で前に出て行くつもりです。自分がこれだと思ったことに対してはガンガンやっていきたいです。

下城 可奈

地方ってどの辺を考えてますか?


伊藤新

日本国内の地方ですね。地方創生っていえばなんかありがちなんですけど。前職のときに沖縄にいく機会があって沖縄に住んでいて、地方の良さみたいなのを感じて。いまの日本って、東京とそれ以外みたいな感じになっていて、東京一極集中みたいな。東京以外の魅力もあるのに、地方の方々ってそこに気づいていなくて。「東京に憧れる」とか言っちゃうんですよ。いやいや、東京そんなによくねえぞみたいな(笑)それがすごくつまらないな、勿体無いなと思っていて。あと、地方の人たちが作るいいものを東京とかほかの地域に伝えるとか、彼らのことを信じていくことでその町にしかないものをつくっていくみたいなことができたらすごくいいなと。沖縄に行ったときにそう感じたので、そういう仕事が将来できたらいいなと思っています。具体的に何っていうのはまだないんですけどね。

下城 可奈

沖縄にはそもそも行って見たかったんですか?


伊藤新

いや全然行ってみたくなくて(笑)沖縄に行きたいって一回も思ったことなかったんですけど、当時は自分がやらなそうと周りから思われていることだったりやりたくないことを率先してやろうと思っていて。さきほど話した海外での研修も、周りから、お前は海外で働くとか絶対やらないでしょって言われていたからこそやってやろうと思ったんです。研修から帰ってくるときに、沖縄の開発拠点の立ち上げをやるんだけどどうって言われて、行きたいとは思わなかったんですけど、だからこそ行こと思って行ったんですね。実際に行ってみたらすごく楽しかったんですけど(笑)逆転的な発想なんですけど、死にかけたからこそ好きなことやろうと思ったし、それと同じくらいやりたくないこともやっておこうと。多分普通の人ならやらないようなことを。

下城 可奈

実際に沖縄の何が良かったんですか?


伊藤新

地方の、そこにしかない魅力みたいなものがすごくあるなと思いました。そこにいる人もそう。一方でダメな部分もあったんですけど。

下城 可奈

そのなかでも一番魅力に感じたのは?


伊藤新

一番魅力に感じたのは、ものすごくガラパゴスなところですね。人のアイデアもそうだし考えもそうだし、音楽とかも。ただ、影響を受けやすいなっていうのもあるんですけど。東京ではできないなということをやってる人がすごく多かったです。

下城 可奈

沖縄に行ってなかったら地方創生は考えてなかったですか?


伊藤新

考えてなかったですね。地方創生とか一番興味ないことのひとつでしたね(笑)横浜とか東京に住んでいるのが大好きだったし。大学在学中に関東から出たのが、多分1~2回ぐらいしかないんです(笑)

下城 可奈

旅行もなかったんですか?


伊藤新

旅行も行かなかったですね(笑)ずっと飲食店をやっていたので行けなかったというのもあるんですけど。それでも自分にとって飲食店をやっていたのは大きかったですね。1年前は絶対飲食をやりたいと思ってました。絶対に死ぬまでには飲食をやろうって。それくらい飲食に対する思いは強いですね。

感動できることをやり続けたい-02

場所がつくるカルチャーが好き

下城 可奈

そこまで思いが強くなったのはなぜですか?


伊藤新

小さい頃からたまり場みたいな場所への憧れがあって。場所がつくるカルチャーみたいなものがすごく好きだったんですよ。中学校のときに修学旅行でイギリスに行ったんですけど、変な小さなスケートボードのショップみたいなのがあって。そのお店は地下にあってすごく汚くて、人も全然いないんですけど、実際は世界的な聖地みたいなお店で世界中から人が集まってくるんですよね。そのとき、ひとつの場所がつくる文化みたいなものがすごくかっこいいなと思っていて。
その思いがずっとあるので、飲食店をやっているときも、場所的な要素がすごく重要だと思っていて。これこそITにないものだと思うんですよね。そこに場所があるからこそ、そこに入れるだけの人が来て、その人たちがワーワーやることで新しい文化が生まれていく、みたいな。そういうリアルなところに本質的なものを感じるので。だからある意味で、ITは信じているんだけど信じてないみたいなところはすごくあると思います。あくまでそういうものをサポートするのがITなので。なので最後はそこに繋がりたいと思っていますね。

下城 可奈

そこはサイカと繋がりますよね!最終的には人がっていう。


伊藤新

そうですね。まさにそうだと思います。最終的には人ですけど、そこをITでサポートするっていう。

下城 可奈

そこに親和性を感じたのがサイカに入った理由ですか?


伊藤新

入った理由でいうと、ひとつは、前職のときにデータを扱うなかで、データの可視化のプロジェクトを手伝った時に、そこで見えるものをもっと突き詰めて行きたいと考えていたときに、そういう文脈でサイカを知って。既存社員との繋がりがったので中の様子を見たいなと思ってまずはお手伝いさせていただいていました。実際に社員になろうと思ったのは、よく小さい会社にあるグルーヴ感というか、仲間でやっていこう!っていう思いがサイカにもあって。ちょっと青臭いですけど、そのなかで何か成し遂げるっていうのをもう一回やりたいなと思って。同じように集まって来ている人たちと一緒にものづくりをしていくというところに惹かれました。

下城 可奈

人の繋がりが大事なんですね。


伊藤新

人の繋がりはめちゃくちゃ大事にしてますね。

下城 可奈

人が好きですか?


伊藤新

人は好きですね。人がいないと生きていけないですね。

下城 可奈

「人」という軸がぶれないんですね。


伊藤新

そうですね。ふわふわしてるとこもあると思うけど、根本のところは変わらないです。その部分で感動する経験をたくさんしてきたし、そういった部分で感動できることをやり続けたいと思っています。もっと人をサポートしたいなと思っていて。いまは統計とかを、「文化」というところに使えたりしないかなとすごく考えてるところです。

下城 可奈

サイカでそれをやろうという気持ちはありますか?


伊藤新

サイカでカルチャーをつくる!みたいなものはまだ自分にはないんですけど、社内の雰囲気だったりを変えていきたいなという思いはあります。みんながより良い思いで働けるようにしたいなと思っていますね。

下城 可奈

その先にどうしていきたいですか?


伊藤新

やっぱり死ぬまでに飲食をやるのが最終目標ですね(笑)そこにたどり着くまでの基礎体力をしっかりつけていきたいです。

下城 可奈

では最後に、伊藤さん自身は才能開花というものをどう捉えていますか?


伊藤新

誰かの何かをサポートしていくっていうところですかね。ITはそういったサポートできる部分も含めて自分の考えに近いのかなと思っています。

下城 可奈

いま現時点での伊藤さんにとっての才能開花ってなんですか?


伊藤新

内心、開花というか、価値を築くという感じなんですけど、ITでサポートできるところでどういったものをつくれば良いかという価値に自分で気づいて、それをみんなで築くこと。「つくる」だと一人でやっているみたいなんですけど、「築く」だとみんなでやっているイメージになるので。それを自分自身がやっていかないといけないと思っているし、それができたときが自分の才能開花だなと思っています。

下城 可奈

ありがとうございました!!

インタビューを受けてみて

伊藤新

なんか恥ずかしいこと言っていないかなとびくびくしながら読み直しましたが意外と良いことを言ってる感じだったので安心しました。と思ったけどやっぱりちょっと恥ずかしいですね。