株式会社メンバーズ

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企業のWebマーケティング支援とWeb広告代理業務を行う株式会社メンバーズの中野学様に、
アデリーを導入した経緯や実際の分析内容についてお話を伺いました。

日々の業務で問題意識を抱えていたことはどんなことですか?

一番の課題は、広告運用の施策を提案する際の入札調整や示唆の証明でした。これまでの経験や勘によって、例えば、インプレッションが増えるとクリック数も増えるということは分かるのですが、その根拠などを証明できずにいました。

示唆を出すための自動入札ツールはたくさんあると思いますが、
そのようなツールは使っていたのですか?

株式会社メンバーズ 使っていません。今までは市場の感覚を経験で捉えながら入札していました。機械だけでは読み取れない部分やお客様の細かい要望には、自動入札ツールはあまり向いていません。広告業界では日々お客様の事情も変わりますし、決まったことだけをやればいいわけではないのが導入していなかった理由です。

そもそも、どうして統計分析を必要と感じたのでしょうか?

広告や、計測ツールの管理画面上の数字だけを見ていても説明がつかないことがたくさんあります。それでもお客様には説明する必要があり、曖昧な説明しかできていませんでした。しっかり説明のつく仮説を立てたうえで戦略を練る必要があると感じたことがきっかけです。

では、なぜアデリーを選んだのですか?
他の分析ツールでもよかったのではないでしょうか?

アデリーを導入する前にExcelで分析を試みたことがありました。Excelにも分析プラグインがあるのですが、手間がかかり、統計的な知識が無い人にとって言葉が難しかった。専門用語が書かれていても違いがまったく分かりません。しかし、アデリーは単純明快でした。それぞれの要素の関係性を知ることができるという部分さえ理解していれば、それぞれの要素の影響度やモデルの精度以外は見る必要がなく、とにかく簡単だったということが導入の最大の理由です。

導入して3ヶ月以上経ちましたが、今はどんな分析をされていますか?

株式会社メンバーズ ディスプレイ広告の表示回数と一般の検索ワードの相関関係や、バナー広告に掲載する検索ワードの指名検索率を検証しています。 他には、リスティング広告を検討する場合の時間や曜日というセグメントでの効果を、さまざまな仮説のもと検証しています。

  • インタビューは2014年4月に行われました。

そんななか、得られた成果はありますか?

効果が現れるまでには時間がかかりますので、これからだと思います。ただ、効率良くレポーティングできていることは実感しています。私たちのような業界ではレポーティングはすごく大切です。今までは仮説の説明が難しかったのですが、数値を示すことで仮説に説得力が増しました。以前は、大げさに言うと「これまでの経験から、たぶんこんな感じです」とあくまでも経験に基づいたフワッとした提案しかできませんでしたが、今では「数字がこう出ていますので、このような施策をやってみましょう」と強い言葉で提案できるようになりました。説得力のある仮説が提示できると、次のステップにスムーズに移ることができます。 最近は、徐々にお客様との会話のなかでも、数字に対する意識の高まりを感じます。お客様も社内でマーケティング成果の提示を求められたとき、説明したい指標が数値として示せると嬉しいはずです。

今後の展望として、
どのようにアデリーを活用していきたいですか?

株式会社メンバーズ 今までは、さまざまなメディアをそれぞれ個別に考えてしまっていましたが、これからはインターネットの世界をもっと俯瞰する必要があります。例えば、何かしらの情報をFacebookで知ることもあれば、バナー広告で知ることもあるでしょう。それらの詳しい情報を、公式ページでチェックすることもあります。ユーザーとのコミュニケーションは、ひとつではありません。しかし、マーケッター側がそれぞれの担当部署で、各々の施策を行っていることも多く、それはあまりお客様目線ではないと感じています。それぞれの施策の関係性なども見ていきたいです。 しかし、それをやるには、データを作らなければなりません。データを作るには、ものすごく時間がかかる。時間がかかることに対する気持ちのハードルは高いですよね。でも、今お客様が持っているデータを使って傾向を伝えることはできます。いきなり「がっつり分析しましょう」ということは大変ですが、「アデリーでデータ同士の関係性を分析してみました。これだけでもこんなに分かることがあります。もっと本格的に分析してみませんか?」と提案することもできます。遥かにお客様がイメージしやすく、理解もしていただけます。

仮説の設計部分から提案していきたい。

他には、アデリーで示唆が出た結果を具体的なデータに基づく提案に繋げていきたいです。どうすればお客様のマーケティング成果に貢献できるかを、アデリーは示してくれると思っています。ただ、データは集めればいいというわけではなく、やはり仮説が大切だと思います。最近はユーザー共有会※などに参加させていただいていますが、アデリーの活用以前に「仮説の立て方が分からない」という課題があるように思えます。そこはアデリーだけではどうすることもできないことだと思います。仮説立ては、データを扱う人のセンスや経験に左右されるものです。最終的に意思決定するのはツールではなく本人ですので、その考え方を含めてアデリーを通して提案していきたいです。

  • ユーザー共有会:弊社が定期的に開催しているアデリーユーザー同士の交流会