デザイナー、統計分析と出会う

こんにちは。デザイナーの加藤です。

私は、サイカに入社するまでは統計分析の知識がまったくありませんでした。
そこで、定期的に社内勉強会を開催してもらっているのですが、先ほど弊社アナリストから「これ勉強会の新しいテキストの候補なので、内容をチェックして好きなやつ選んでください」とドッサリと本を渡されました。「11月に統計検定を受験しますよ」という彼のスパルタ具合に震えております。

吉沢康弘氏

渡された本の山…どれも入門書として良書のようですので、これから勉強しようと思っている方はぜひ参考にしてください。

デザインに統計分析を活用できないか

そんな私が今回お話しするのは、デザインと統計分析のお話です。

先日、MarkeZineさんのこんな記事が社内で共有されました。
http://markezine.jp/article/detail/20241

本を作る過程では何度も原稿を見直すため「やっぱりタイトルはこっちに変更した方がいいのではないか」と思い直すケースがあると思います。
特に、私のように本作りの経験が少ない場合はなおさらです。そういう際に変更すべきかどうかの判断は、まさに「勘と経験だけにもとづいた」判断となってしまいます。

このお話はサイカに入社してから、私が常に感じていたことのひとつです。
その感じていたこととは、「デザインに統計分析を活用できないか」ということです(ここで言うデザインとは“見た目”のことを言ってます)。

企画立案から実際にお客様の手に商品が渡るまでの一連の流れのなかで、ペルソナ設計やA/Bテスト、マーケティング、実店舗での陳列方法など、データを見るフェーズがいくつかあります。
そのなかで、クリエイティブの部分だけデータを活用するということが抜け落ちてしまっている気がしています。

“見た目”は重要な要素

みなさんは、商品を手にするときに一番どこを見るでしょうか?

本であれば内容、化粧品であれば成分、食料品であれば味など本質的な部分での興味の喚起はもちろん必要です。ただ、同じようなモノがいくつも並んでいたら、そのなかから選ぶ際に“見た目”はかなり大きな要素だと思うんです。

私自身、サイカに入社する前にいたデザイン事務所でブックデザインの仕事をいくつか担当させてもらったのですが、冒頭の記事にもあるように、タイトルにどんな単語を入れるといいのか、表紙に写真を入れるかなどの他にも、本の開き方をどうするのか、大きさをどうするのか、本文のレイアウトをどうする?など、ターゲットの好みを考えながら、デザインを検討していました。

しかし、その検討自体がまさに「勘と経験によるもの」で、その判断は正しいの?ということを検証するなんて考えたこともありませんでした。

そして、サイカで統計分析という存在を知ってからは、今までのアプローチはあまりに客観性の欠けたものだったのでは…と思うようになりました。

意思決定するのは人、統計分析はその意思決定のサポート

もちろん数字だけでは測れない部分がクリエイティブの醍醐味だと思います。
「なんか分かんないけど、このデザイン良い!」というような直感はずっと大切にしていたいと思っていますが、統計分析で客観的に情報を整理することで、ターゲットに訴求できるデザインの土台をしっかり作れるのではと考えています。
ターゲットに“最適な”デザインを提供するために、ターゲットの好きなデザインの傾向を知ることはとても大切です。それをもとに、デザイナーのセンスを最大限に活かすことができると“良いクリエイティブ”になるのではないでしょうか。

「意思決定するのは人、統計分析はその意思決定のサポート」ですしね。

文字、絵、写真、色、形…デザインを評価する要素はさまざまです。そんな要素を説明変数に“良いクリエイティブ”を作ることができたら面白いなぁ〜と妄想しております。

統計分析を勉強しながら、少しずつ実現できるように頑張っていこうと思います。
勉強は苦手で、すぐにサボってしまうので、私と会ったら「ちゃんと統計の勉強してる?」とせっついてください。そのプレッシャーで頑張れると思いますので。

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